ツインエンジェルズ（2008年生、母マウンテンエンジェル）

ツインエンジェルズ（2008年2月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「双子の天使」。毛色は青毛。種牡馬のハーツクライ（当時7歳）と交配したマウンテンエンジェルが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地26戦2勝2着5回。主な勝ち鞍は2013年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

13歳のとき、社台ブラッドメアから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、大江牧場によって484万円で落札された。

中川公成厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

9月18日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は432kg。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったコスモバタフライにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

10月9日、中2週で迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1400m 雨/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したコンプリートを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月11日、中8週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

3歳（2011年）

1月8日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のミエノゴーゴーをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

2月12日、中4週で迎えた5戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

10月29日、約8か月半の休養明けで迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の巻特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したオールザットジャズを差し切れず、2馬身差の2着となった。

11月20日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい11着に敗れた。

4歳（2012年）

2月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての4番人気で16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したメイショウラグーナを差し切れず、1馬身3/4差の2着となった。

3月11日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したヤマニンパソドブルを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月13日、中6週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に敗れた。

7月21日、中7週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の村上特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

8月18日、中3週で迎えた14戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入った。

9月15日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

10月8日、中2週で迎えた16戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に敗れた。

12月9日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、3歳以上500万下（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（5戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

5歳（2013年）

3月9日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた18戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るウエスタンルーチェを異次元の末脚でクビ差だけ差し切って久方ぶりに美酒を浴びた。

4月6日、中3週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の野島崎特別（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（4戦0勝）。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず12着に終わった。

5月11日、中4週で迎えた20戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の秩父特別（東京芝2000m 雨/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

6月1日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の稲村ヶ崎特別（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

8月10日、中9週で迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の三面川特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（2戦0勝）。18頭立ての12番人気で大外18番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

8月31日、中2週で迎えた23戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の弥彦特別（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き9着に終わった。

9月22日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の外房特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は吉田隼人騎手（6戦0勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に終わった。

12月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の香取特別（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

6歳（2014年）

1月13日、中3週で迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。