ハイグッドミネルバ（2020年生、母プランシングレディ）

ハイグッドミネルバ（2020年3月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+良い+知恵の女神」。毛色は鹿毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時20歳）と交配したプランシングレディが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はへいはた牧場。主な勝ち鞍は2023年の佐々宮記念。

経歴

デビュー前

1歳のとき、へいはた牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

谷潔厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

12月18日、デビュー戦は和田翼騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。18頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

3歳（2023年）

1月8日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で和田翼騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は一杯になって15着に終わった。

3月18日、中9週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳戦の3歳未勝利（中京芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で和田翼騎手（2戦0勝）。18頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

4月16日、中3週で迎えた4戦目は、3歳戦の3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で和田翼騎手（3戦0勝）。18頭立ての16番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はバタバタになってしまい16着に終わった。

6月24日、中9週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳戦の3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で和田翼騎手（4戦0勝）。18頭立ての18番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦の3歳未勝利（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で和田翼騎手（5戦0勝）。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

8月11日、中4週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた7戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の植村勇42年間よう頑張った還暦（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、ムーランドールに交わされて1馬身半差の2着となった。

8月24日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のユアソングに約11馬身の大差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月5日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦の佐々宮記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレッツプロミスに6馬身の差をつけて断然人気に応えた。

11月2日、中7週で迎えた10戦目は、羽雫!誕生日おめでとう（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（3戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

4歳（2024年）

5月15日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた11戦目は、大畑慧悟騎手を鞍上に迎えて、一般C19（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったウィズアウトに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

5月28日、中1週で迎えた12戦目は、一般C16（名古屋ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑慧悟騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて、最後は2着のサンコルテスをハナ差振り切って圧倒的支持に応えた。

6月13日、中1週で迎えた13戦目は、大高川特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑慧悟騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、グレートロードに半馬身交わされて2着に敗北した。

7月11日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた14戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で大畑慧悟騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のジンジャーパンに1馬身の差をつけて4勝目を獲得した。

7月26日、中1週で迎えた15戦目は、内海特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大畑慧悟騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

8月23日、中3週で迎えた16戦目は、一般C2（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（4戦2勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。