ディーエスファニー（2014年生、母アイチェックユー）

ディーエスファニー（2014年2月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋おどけた様な。父名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のスズカマンボ（当時13歳）と交配したアイチェックユーが18歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。主な勝ち鞍は2018年の群雄特別(一般C2二)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、グランド牧場から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、秋谷寿之によって1,188万円で落札された。

藤原辰雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2017年）

3月11日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず14着に終わった。

4月15日、中4週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

6月3日、中3週で迎えた4戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

6月25日、中2週で迎えた5戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 曇/稍重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

9月3日、中9週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

10月11日、中4週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた7戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったトップランに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

11月6日、中3週で迎えた8戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るワンパーパスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月13日、中4週で迎えた9戦目は、一般C2六七八（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るリコーマッカリーを凄まじい末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4歳（2018年）

1月1日、中2週で迎えた10戦目は、ニューイヤー特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

2月1日、中3週で迎えた11戦目は、群雄特別（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のパイロサンデーを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

5月17日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

7月29日、中9週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（2戦1勝）。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。最後はバタバタになってしまい7着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（3戦1勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

9月8日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（4戦1勝）。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

11月11日、中8週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丹内祐次騎手（5戦1勝）。15頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた17戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず10着に終わった。

5歳（2019年）

1月21日、中6週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた18戦目は、高野誠毅騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線に入ると、前で粘るサムライテイオーを別次元の末脚で3/4馬身差し切って制した。

2月7日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1八九（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で高野誠毅騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に敗れた。

3月7日、中3週で迎えた20戦目は、一般C1八九（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で高野誠毅騎手（2戦1勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1九十（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で高野誠毅騎手（3戦1勝）。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

4月10日、中2週で迎えた22戦目は、夜遊び方改革賞（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で高野誠毅騎手（4戦1勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1八九（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で高野誠毅騎手（5戦1勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では見せ場なく15着に終わった。

6月6日、中5週で迎えた24戦目は、一般C1七八（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で高野誠毅騎手（6戦1勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

6月26日、中2週で迎えた25戦目は、新時代令和の帝王はどうだ賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で高野誠毅騎手（7戦1勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

7月26日、中3週で迎えた26戦目は、木之前葵騎手を鞍上に迎えて、美鈴名古屋参上杯（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月9日、中1週で迎えた27戦目は、乃木坂46中田花奈生誕記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木之前葵騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るウインサジェスを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って5勝目を手中に収めた。

8月20日、中1週で迎えた28戦目は、おとめ座特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で木之前葵騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

9月6日、中1週で迎えた29戦目は、一般B7（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で木之前葵騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

9月20日、中1週で迎えた30戦目は、一般B8（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で木之前葵騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

10月4日、中1週で迎えた31戦目は、一般B7（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で木之前葵騎手（5戦1勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に敗れた。

10月16日、中1週で迎えた32戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、うろこ雲特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るペルランドールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月29日、中1週で迎えた33戦目は、うさぎ座特別（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦1勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた34戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

11月27日、中1週で迎えた35戦目は、一般B5（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は木之前葵騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

12月11日、中1週で迎えた36戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。