ユーコーフォエバー（1997年生、母リュウスピカ）

ユーコーフォエバー（1997年4月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のダミスター（当時15歳）と交配したリュウスピカが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）ヒダカファーム。戦績は、中央平地27戦2勝2着3回、地方5戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2001年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ヒダカファームから「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

小原伊佐美厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2000年）

5月6日、デビュー戦は小原義之騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は512kg。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では全く伸びず14着に終わった。

5月13日、連闘で迎えた2戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小原義之騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

5月28日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中京ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小原義之騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて楽々と抜け出し、最後は2着のケイエススワンに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月24日、中3週で迎えた4戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で小原義之騎手（3戦1勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

4歳（2001年）

3月10日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。主導権を握り、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、ヒシジョーカーに半馬身交わされて2着となった。

3月24日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は小原義之騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、マチカネタローに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

4月8日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小原義之騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

5月9日、中3週で迎えた8戦目は、名古屋チャレンジカップジュピター賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で小原義之騎手（6戦1勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のコロモミキオーをアタマ差制して1着ゴールを果たした。

6月2日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小原義之騎手（7戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

6月23日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下の皆生特別（阪神芝1200m 雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は5戦連続で小原義之騎手（8戦2勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

8月11日、中6週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小原義之騎手（9戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、勝ったフォーティエースに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

8月25日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小原義之騎手（10戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るプリマグロリアを豪快な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけてファンの支持に応えた。

9月15日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のオホーツクハンデキャップ（札幌ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で小原義之騎手（11戦3勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

10月6日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で小原義之騎手（12戦3勝）。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は勢いを失って12着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で小原義之騎手（13戦3勝）。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後はバテてしまい8着に終わった。

12月1日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で小原義之騎手（14戦3勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

5歳（2002年）

1月7日、中4週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で小原義之騎手（15戦3勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

1月13日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で小原義之騎手（16戦3勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

9月14日、約8か月の休養明けで迎えた19戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の夙川特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の箕面特別（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

10月19日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は小原義之騎手（17戦3勝）。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

11月9日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小原義之騎手（18戦3勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい7着に終わった。

11月17日、連闘で迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の花背特別（京都ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小原義之騎手（19戦3勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で小原義之騎手（20戦3勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

6歳（2003年）

1月5日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で小原義之騎手（21戦3勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい14着に終わった。

1月25日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の吉野ケ里特別（小倉芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で小原義之騎手（22戦3勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

2月15日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた27戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小原義之騎手（23戦3勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

3月9日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で小原義之騎手（24戦3勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

7歳（2004年）

2月12日、約11か月半の休み明けで迎えた29戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1-1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ツタンカーメンに3/4馬身交わされて2着となった。

3月11日、中3週で迎えた30戦目は、兵庫の特産品特別（姫路ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

3月23日、中1週で迎えた31戦目は、城北グリーンテニスクラブ特別（姫路ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で有馬澄男騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて6着に敗れた。

8歳（2005年）

4月3日、約12か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた32戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、金沢競馬場湖南食品センター杯（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコアレスリーズンに2馬身の差をつけて久方ぶりの一戦を物にした。