メジロマシューズ（2003年生、母メジロランバダ）

メジロマシューズ（2003年4月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋メジャーリーグ選手名」。毛色は栗毛。種牡馬のステイゴールド（当時9歳）と交配したメジロランバダが11歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道虻田郡洞爺村、生産者は（有）メジロ牧場。戦績は、中央平地29戦1勝2着5回、中央障害4戦1勝。主な勝ち鞍は2006年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

池江泰郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2006年）

3月18日、デビュー戦は松田大作騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に敗れた。

4月2日、中1週で迎えた2戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 雨/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったニホンピロファイブに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

4月23日、中2週で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のビッグクロスに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月6日、中1週で迎えた4戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての13番人気で大外17番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

6月3日、中3週で迎えた5戦目は、3歳500万下のかきつばた賞（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたテンシノゴールド決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

6月25日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下の聖護院特別（京都芝2400m 外回り雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したキングオブウィナーを差し切れず、1馬身差の2着となった。

8月13日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の富良野特別（札幌芝2600m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

11月18日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg減らして迎えた9戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、勝ったセレスステーラーにねじ伏せられてハナ差の2着に惜敗した。

12月2日、中1週で迎えた10戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2500m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、伸びてきたパープルファルコン決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

12月23日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の長良川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

4歳（2007年）

4月7日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2200m 小雨/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

7月15日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、3歳以上500万下の尖閣湾特別（新潟芝1800m 外回り雨/重）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に敗れた。

8月25日、中5週で迎えた14戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート2400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

9月9日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の利尻特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月29日、連闘で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2600m 晴/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

10月20日、中2週で迎えた18戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。18頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

5歳（2008年）

1月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた19戦目は、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り曇/重）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

3月16日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた20戦目は、4歳以上500万下の安城特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入った。

3月30日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（4戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4月20日、中2週で迎えた22戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の米沢特別（福島芝2000m 晴/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

6月15日、中7週で迎えた23戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2500m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

6月21日、連闘で迎えた24戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の生田特別（阪神芝2400m 外回り曇/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後はガス欠状態になり7着に終わった。

9月7日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた25戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず14着に敗れた。

9月27日、中2週で迎えた26戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1800m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり11着に敗れた。

6歳（2009年）

2月15日、約4か月半の休養明けで迎えた27戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

3月15日、中3週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下の寒狭川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は赤木高太郎騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

5月16日、中8週で迎えた29戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた30戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 小雨）に出走。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。3着に入った。

8月8日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた31戦目は、穂苅寿彦騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のユウターストライプをクビ差制して久々に白星を挙げた。

9月27日、中6週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた32戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（中山障害芝3210m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。13着に終わった。

7歳（2010年）

11月14日、約14か月の休養明けで迎えた33戦目は、3歳以上500万下の小峰城特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は赤木高太郎騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい14着に終わった。