キングオブウィナー（2001年生、母ラックムゲン）

キングオブウィナー（2001年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「勝者の王様」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジョリーズヘイロー（当時14歳）と交配したラックムゲンが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）浦河小林牧場。戦績は、中央平地30戦3勝2着2回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2006年の聖護院特別(500万下)。

経歴

デビュー前

田中章博厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2004年）

2月8日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は528kg。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

4月18日、中9週で迎えた2戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のグランドパルファンに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

5月22日、中4週で迎えた3戦目は、3歳500万下（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

4歳（2005年）

1月29日、約8か月半の休養明けで迎えた4戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って12着に敗れた。

2月20日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

3月5日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた7戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

5月1日、中4週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の三条特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は松永幹夫騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

10月15日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は柴原央明騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴原央明騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

12月4日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴原央明騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。端をきり、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

12月11日、連闘で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴原央明騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を爆発させて、最後は2着のトーセンマウンテンに1馬身1/4の差をつけて久々に美酒を浴びた。

12月25日、中1週で迎えた13戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。端をきる形となり、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

5歳（2006年）

4月29日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から26kg減らして迎えた14戦目は、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は柴原央明騎手（5戦1勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、4着に入った。

5月21日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴原央明騎手（6戦1勝）。17頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、グランロワイヤルに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

6月10日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴原央明騎手（7戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

6月25日、中1週で迎えた17戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の聖護院特別（京都芝2400m 外回り雨/良）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。端を取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り込んで、最後は2着のメジロマシューズに1馬身の差をつけて制した。

7月22日、中3週で迎えた18戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の玄海特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

8月19日、中3週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の西部スポニチ賞（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、マーブルバルダーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

10月7日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の鳴滝特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、非常に緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の高雄特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は柴原央明騎手（8戦1勝）。17頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に敗れた。

11月18日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の八瀬特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（5戦0勝）。18頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい15着に敗れた。

12月3日、中1週で迎えた23戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の2006ゴールデンブーツトロフィー（阪神芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

6歳（2007年）

6月17日、約6か月半の休み明けで迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のHTB杯（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は柴原央明騎手（9戦1勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、4着を確保した。

6月30日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上1000万下のSTV杯（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴原央明騎手（10戦1勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

10月13日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、3歳以上1000万下の鳴滝特別（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、リードを2馬身以上保って、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

8歳（2009年）

1月5日、約15か月の休み明けで迎えた27戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

2月8日、中4週で迎えた28戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の壇之浦特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。主導権を奪い、遅いペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

3月22日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた29戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の瀬戸特別（中京芝2000m 小雨/稍重）に出走。18頭立ての18番人気で9番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり15着に終わった。

4月18日、中3週で迎えた30戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の白鷺特別（阪神芝2200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では鋭い脚を使えず18着に終わった。

10月28日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から29kg増やして迎えた31戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、福崎サルビア特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。