ブランドジャネット（1988年生、母インターエンジエル）

ブランドジャネット（1988年5月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のケラチ（当時8歳）と交配したインターエンジエルが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地26戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は1992年の’92オープニングカップ(900万下)。

経歴

デビュー前

二本柳俊夫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1991年）

3月31日、デビュー戦は杉浦宏昭騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中山ダート1800m 小雨/不良）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、5着を確保した。

4月13日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で杉浦宏昭騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

5月11日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉浦宏昭騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて17番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るニッポーファラオを別次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

6月2日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下（東京芝1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で杉浦宏昭騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のブロードマインドを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

6月22日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、牧之瀬幸夫騎手を鞍上に迎えて、4歳900万下のしゃくなげステークス（福島芝1700m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後はタレてしまい13着に終わった。

9月22日、約3か月の休養明けで迎えた6戦目は、4歳以上900万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は杉浦宏昭騎手（4戦2勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

10月13日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上900万下の山中湖特別（東京芝1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦宏昭騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

11月3日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上900万下の鷹巣山特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉浦宏昭騎手（6戦2勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

11月30日、中3週で迎えた9戦目は、ハンデ戦の仲冬ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で杉浦宏昭騎手（7戦2勝）。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったサクラミライに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

12月21日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で杉浦宏昭騎手（8戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたマツリンドウ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

4歳（1992年）

1月18日、中3週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で杉浦宏昭騎手（9戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、伸びてきたウィニンストリーク決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

2月15日、中3週で迎えた12戦目は、古川寛和騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下の中津川特別（東京ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

3月14日、中3週で迎えた13戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の’92オープニングカップ（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のガイセンモンをクビ差振り切って下馬評通りの実力を証明した。

4月19日、中4週で迎えた14戦目は、ハンデ戦の卯月ステークス（中山芝1200m 外回り雨/良）に出走。鞍上は杉浦宏昭騎手（10戦2勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したアクティブハートを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

5月10日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦の立夏ステークス（東京ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦宏昭騎手（11戦2勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

5月23日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の府中ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は古川寛和騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

6月14日、中2週で迎えた17戦目は、フリーウェイステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は杉浦宏昭騎手（12戦2勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

9月13日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた18戦目は、4歳以上900万下の利根川特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦宏昭騎手（13戦2勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の上総特別（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で杉浦宏昭騎手（14戦2勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

10月18日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下の山中湖特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で杉浦宏昭騎手（15戦2勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

11月8日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下の鷹巣山特別（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で杉浦宏昭騎手（16戦2勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

12月6日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で杉浦宏昭騎手（17戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

12月26日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上900万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は古川寛和騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

5歳（1993年）

1月17日、中2週で迎えた24戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は杉浦宏昭騎手（18戦2勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

2月13日、中3週で迎えた25戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の中津川特別（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦宏昭騎手（19戦2勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

3月6日、中2週で迎えた26戦目は、F.アーゲリョJr.騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の’93オープニングカップ（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。