ラヴィエベル（1997年生、母パーシャンフルート）

ラヴィエベル（1997年2月5日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のCrafty Prospector（当時18歳）と交配したパーシャンフルートが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。戦績は、中央平地22戦2勝2着3回。2000年のクイーンカップ(牝G3)で2着に入った他、2000年のクリスタルカップ(G3)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

高松邦男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1999年）

12月4日、デビュー戦は小野次郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。馬体重は462kg。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったトーヨーデヘアにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

12月25日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のソルトリムに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2000年）

1月9日、中1週で迎えた3戦目は、4歳500万下の寒竹賞（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、勝ったキンシストーンにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

1月23日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳オープンのフローラステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小野次郎騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のプレイヤーズラックを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

2月19日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で小野次郎騎手（4戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、勝ったフューチャサンデーにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

3月12日、中2週で迎えた6戦目は、3歳G3のクリスタルカップ（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小野次郎騎手（5戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

5月7日、中7週で迎えた7戦目は、3歳G1のNHKマイルカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で小野次郎騎手（6戦2勝）。18頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

6月11日、中4週で迎えた8戦目は、3歳G3の中日スポーツ賞4歳ステークス（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は8戦連続で小野次郎騎手（7戦2勝）。18頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい15着に敗れた。

10月29日、約4か月半の休み明けで迎えた9戦目は、福島民友カップ（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で小野次郎騎手（8戦2勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手が足りず11着に終わった。

11月19日、中2週で迎えた10戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのオーロカップ（東京芝1400m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。17頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

12月24日、中4週で迎えた11戦目は、カウントダウンステークス（阪神芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は小野次郎騎手（9戦2勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。最後は脚が止まってしまい12着に敗れた。

4歳（2001年）

1月13日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、ニューイヤーステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（10戦2勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

2月4日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた13戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、G3のシルクロードステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

3月3日、中3週で迎えた14戦目は、オーシャンステークス（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は小野次郎騎手（11戦2勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

3月18日、中1週で迎えた15戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの東風ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に49kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

4月14日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦でオープンの京葉ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい15着に終わった。

11月4日、約7か月の休み明けで迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上1600万下のユートピアステークス（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は小野次郎騎手（12戦2勝）。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

12月22日、中6週で迎えた18戦目は、3歳以上1600万下のクリスマスカップ（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（13戦2勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

5歳（2002年）

1月19日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上1600万下の初富士ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（14戦2勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

2月9日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のバレンタインステークス（東京芝1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で小野次郎騎手（15戦2勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた21戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1600万下のうずしおステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上1600万下のブラッドストーンステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（16戦2勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい16着に終わった。