トーホクコルト（2014年生、母トランスパランス）

トーホクコルト（2014年5月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のメジロベイリー（当時16歳）と交配したトランスパランスが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は青森県、生産者は（有）フォレブルー。戦績は、地方33戦5勝2着5回。2017年のイーハトーブマイル(M3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

櫻田康二厩舎（盛岡）へ入厩。

2歳（2016年）

8月14日、デビュー戦は大坪慎騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストステップ（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は461kg。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るマッドマンを上がり1位の末脚でクビ差だけ差し切って初白星を挙げた。

9月4日、中2週で迎えた2戦目は、2歳地方重賞のビギナーズカップ（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（1戦1勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

10月2日、中3週で迎えた3戦目は、2歳（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大坪慎騎手（2戦1勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた4戦目は、2歳地方重賞の若駒賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大坪慎騎手（3戦1勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞の知床賞（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で大坪慎騎手（4戦1勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた6戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、2歳B1（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

12月11日、中3週で迎えた7戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の寒菊賞（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた8戦目は、2歳B1（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したセカンドネイチャーを差し切れず、1馬身差の2着となった。

3歳（2017年）

1月7日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、3歳B1（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のコンチコルトをアタマ差振り切って2勝目を手に入れた。

4月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、鈴木祐騎手を鞍上に迎えて、3歳M3のスプリングカップ（水沢ダート1600m 小雨/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦のイーハトーブ風景地種山高原賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したミスターシーバスを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

4月30日、中1週で迎えた12戦目は、3歳M3のやまびこ賞（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は鈴木祐騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

5月27日、中3週で迎えた13戦目は、3歳戦の海と高原の牧場ウニとゆめ牛乳の洋野賞（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（1戦1勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず3着に敗れた。

6月11日、中1週で迎えた14戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、3歳M1の岩手ダービーダイヤモンドカップ（水沢ダート2000m 曇/重）に出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

7月9日、中3週で迎えた15戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のマルコムズホワイト賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた16戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアンバー賞（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた17戦目は、3歳戦のルビーエクリプス賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったジョリヴィサージュに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

8月20日、中1週で迎えた18戦目は、レインボー賞（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は関本淳騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた19戦目は、南部牛追唄全国大会賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るスクリーンハッピーを鮮烈な末脚でハナ差だけ差し切って3勝目を手にした。

9月16日、中1週で迎えた20戦目は、3歳M3のイーハトーブマイル（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は鈴木祐騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

10月2日、中1週で迎えた21戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンボーイ賞（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では稲妻のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた22戦目は、一般B2二（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は鈴木祐騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のウップスアデイジイに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

10月30日、中1週で迎えた23戦目は、セツザン賞（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木祐騎手（4戦1勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた24戦目は、サマーハイジ賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木祐騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るシーセクションを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて5勝目を手に入れた。

11月27日、中1週で迎えた25戦目は、ひいらぎ賞（水沢ダート1900m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木祐騎手（6戦2勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

4歳（2018年）

1月2日、中4週で迎えた26戦目は、伊藤裕人騎手を鞍上に迎えて、ばんえい十勝からの初夢賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

2月27日、中7週で迎えた27戦目は、一般C1七（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に敗れた。

4月2日、中4週で迎えた28戦目は、京急ストア杯（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤裕人騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

5月17日、中5週で迎えた29戦目は、夏木立特別（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤裕人騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

6月11日、中3週で迎えた30戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、春駿カップ（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

7月3日、中2週で迎えた31戦目は、月下美人特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったエスケイシルバーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

7月19日、中1週で迎えた32戦目は、宮ヶ瀬ふるさとまつり特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

8月20日、中4週で迎えた33戦目は、ニューダイトンバリキング杯（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（3戦0勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったステルスブルーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。