ティリアンパープル（2010年生、母メイクヒストリー）

ティリアンパープル（2010年2月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「貝紫色」。毛色は鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時12歳）と交配したメイクヒストリーが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、中央障害28戦2勝2着2回。2015年の新潟ジャンプステークス(JG3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

11歳のとき、千代田牧場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

大竹正博厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2013年）

2月10日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

4月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

6月15日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では強靭な末脚を披露したが、5着に終わった。

7月6日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

7月27日、中2週で迎えた6戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

9月1日、中4週で迎えた7戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、6着に入り込んだ。

10月20日、中6週で迎えた8戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り雨/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

4歳（2014年）

4月26日、約6か月半の休み明けで迎えた9戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。12着に終わった。

7月12日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金子光希騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた11戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で金子光希騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のカシノデュークに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月27日、中7週で迎えた12戦目は、清秋ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で金子光希騎手（3戦1勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた13戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3110m 小雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で金子光希騎手（4戦1勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。13着に終わった。

5歳（2015年）

1月17日、約3か月の休み明けで迎えた14戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（中京障害芝3330m 曇/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

1月24日、連闘で迎えた15戦目は、障害4歳以上オープン（中京障害芝3330m 晴/重）に出走。鞍上は金子光希騎手（5戦1勝）。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったカリスマミッキーから2馬身半差の2着となった。

3月14日、中6週で迎えた16戦目は、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で金子光希騎手（6戦1勝）。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月11日、中3週で迎えた17戦目は、障害4歳以上オープン（福島障害芝2750m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で金子光希騎手（7戦1勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。11着に終わった。

4月18日、連闘で迎えた18戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り晴/良）に牝馬ながら61kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月27日、中9週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた19戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3110m 曇/稍重）に出走。鞍上は金子光希騎手（8戦1勝）。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月4日、連闘で迎えた20戦目は、障害3歳以上オープン（中京障害芝3300m 曇/稍重）に出走。鞍上は山本康志騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったスマートリバティーから2馬身半差の2着となった。

8月8日、中4週で迎えた21戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月29日、中2週で迎えた22戦目は、J・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内晴/稍重）に出走。鞍上は金子光希騎手（9戦1勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のグラッツィアに1馬身3/4の差をつけて初の重賞タイトルを手にした。

10月18日、中6週で迎えた23戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3110m 晴/良）に出走。鞍上は山本康志騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月5日、中6週で迎えた24戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（4戦0勝）。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。12着に終わった。

12月26日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた25戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 晴/良）に牝馬ながら61kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で山本康志騎手（5戦0勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。5着を確保した。

6歳（2016年）

3月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた26戦目は、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本康志騎手（6戦0勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。11着に終わった。

4月16日、中4週で迎えた27戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り曇/良）に牝馬ながら61kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で山本康志騎手（7戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月14日、中3週で迎えた28戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝3290m 外→内曇/良）に牝馬ながら60kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で山本康志騎手（8戦0勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

8月27日、約3か月半の休養明けで迎えた29戦目は、J・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に出走。鞍上は金子光希騎手（10戦2勝）。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

10月22日、中7週で迎えた30戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に牝馬ながら60kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で金子光希騎手（11戦2勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。9着に敗れた。

11月19日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた31戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3110m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で金子光希騎手（12戦2勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。11着に終わった。

12月3日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた32戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で金子光希騎手（13戦2勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月23日、中2週で迎えた33戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 曇/良）に牝馬ながら61kgの斤量を背負って出走。鞍上は山本康志騎手（9戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

7歳（2017年）

3月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた34戦目は、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（10戦0勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。11着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた35戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本康志騎手（11戦0勝）。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた36戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り曇/良）に牝馬ながら61kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で山本康志騎手（12戦0勝）。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。12着に終わった。