エーシンプリンス（2004年生、母エイシンレインボー）

エーシンプリンス（2004年2月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋王子」。毛色は鹿毛。種牡馬のペンタイア（当時12歳）と交配したエイシンレインボーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は（有）様似共栄牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方16戦5勝2着2回。2006年のゴールドアリュール賞で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

佐々木一夫厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2006年）

7月27日、デビュー戦は五十嵐冬樹騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったリコーパープルからアタマ差の2着となった。

8月2日、連闘で迎えた2戦目は、2歳戦のルーキーチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のリアルロマンに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月12日、中5週で迎えた3戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた4戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのアグネスデジタル賞（旭川ダート1500m 雨/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた5戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（旭川ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（3戦1勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。12着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた6戦目は、2歳オープンのマリエンバード賞（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（4戦1勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

11月1日、連闘で迎えた7戦目は、2歳オープンのゴールドアリュール賞（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（5戦1勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

3歳（2007年）

3月25日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはなのき賞（中京芝1200m 曇/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての17番人気で14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は一杯になって16着に終わった。

4月8日、中1週で迎えた9戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず16着に終わった。

4月21日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

5月13日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた11戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

6月23日、中5週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

4歳（2008年）

2月24日、約8か月の休み明けで迎えた13戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 小雪/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

3月27日、中4週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた14戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、田村育治郎古希祝い（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛進したが、伸びてきたメルシーギンガ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

4月3日、連闘で迎えた15戦目は、一般B7（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

4月21日、中2週で迎えた16戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、一般B3-6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグレースガールに6馬身の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

5月14日、中2週で迎えた17戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、小瀬特別（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

5月28日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた18戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

7月4日、中4週で迎えた19戦目は、奥州特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のトレノラピドをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

8月12日、中5週で迎えた20戦目は、一般A4 B2（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエーシンエヴァンに4馬身の差をつけて4勝目を手中に収めた。

9月18日、中4週で迎えた21戦目は、ダリア特別（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のナムラキャラバンを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

10月27日、中5週で迎えた22戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C1九十（大井ダート1500m 内回り曇/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。競走中止となった。