タカサゴヒデオー（1989年生、母キリピユーマ）

タカサゴヒデオー（1989年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のステイールハート（当時17歳）と交配したキリピユーマが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）浦河土肥牧場。戦績は、中央平地17戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は1992年の4歳以上900万下。

経歴

デビュー前

柴田不二男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1991年）

11月2日、デビュー戦は岡潤一郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

11月10日、連闘で迎えた2戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったユウキペルレーに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

12月14日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡潤一郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

3歳（1992年）

1月5日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡潤一郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったスズタカクイーンに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

1月19日、中1週で迎えた5戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るイブキコンチエルトを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

2月9日、中2週で迎えた6戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では逸出した伸びを見せたが、ウィッシュドリームにクビ差交わされて2着となった。

2月23日、中1週で迎えた7戦目は、4歳500万下の梅花賞（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では見事な伸び脚で猛進したが、勝ったキョウワホウセキにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗北した。

3月8日、中1週で迎えた8戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のサンドピープルに1馬身1/4の差をつけてファンの期待に応えた。

3月29日、中2週で迎えた9戦目は、3歳G3の毎日杯（阪神芝2000m 小雨/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（3戦2勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

6月27日、約3か月の休み明けで迎えた10戦目は、内田国夫騎手を鞍上に迎えて、4歳900万下のゆうすげステークス（中京芝1200m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた11戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳900万下のやまゆりステークス（中京芝1800m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

9月13日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は岡潤一郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、伸びてきたニシノエナ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

9月27日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡潤一郎騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のライトオレオールをクビ差振り切って制した。

10月25日、中3週で迎えた14戦目は、貴船ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（4戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

11月28日、中4週で迎えた15戦目は、ハンデ戦の花園ステークス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は岡潤一郎騎手（5戦1勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着に入った。

12月13日、中1週で迎えた16戦目は、元町ステークス（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡潤一郎騎手（6戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

4歳（1993年）

1月5日、中2週で迎えた17戦目は、門松ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡潤一郎騎手（7戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。