マサノガーランド（2005年生、母リボーンガーネット）

マサノガーランド（2005年5月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のマジックマイルズ（当時20歳）と交配したリボーンガーネットが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は中村和夫。戦績は、地方40戦9勝2着6回。2007年のアドマイヤマックス賞に勝利した他、2007年のマリエンバード賞を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

2歳のとき、中村正子から「ホッカイドウ競馬トレーディングセールサラブレッド競走馬」に上場されたが主取りとなった。

黒川武厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2007年）

8月8日、デビュー戦は川島雅人騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/不良）に出走。馬体重は472kg。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のコアレスウイッシュをハナ差制して初白星を挙げた。

9月5日、中3週で迎えた2戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。11着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた3戦目は、2歳オープンのスズカマンボ賞（旭川ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は川島雅人騎手（1戦1勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。3着に敗れた。

10月4日、中1週で迎えた4戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのルールオブロー賞（旭川ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた5戦目は、2歳オープンのマリエンバード賞（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のゴールドカラーを3/4馬身振り切って2勝目を掴み取った。

11月8日、中2週で迎えた6戦目は、2歳オープンのアドマイヤマックス賞（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は川島雅人騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のニューオーザをクビ差振り切って3勝目を収める

3歳（2008年）

1月8日、中8週で迎えた7戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のブルーバードカップ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

1月23日、中1週で迎えた8戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフレッシュドリーム賞（浦和ダート1600m 雪/重）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい10着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（船橋ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

4月1日、中7週で迎えた10戦目は、3歳（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。6頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は力尽きて4着に終わった。

4月20日、中2週で迎えた11戦目は、3歳戦のシャクヤク特別（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は山田信大騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したジェイラッカーを捕まえ切れず、ハナ差の2着となった。

5月12日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦の牡丹特別（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。

6月1日、中2週で迎えた13戦目は、3歳戦のあやめ特別（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではいいところがなく13着に敗れた。

9月19日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のすすき特別（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったキョウエイアスカにねじ伏せられて3馬身半差の2着となった。

4歳（2009年）

2月16日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、如月特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず15着に敗れた。

3月6日、中2週で迎えた16戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、春田特別（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

5月5日、中8週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた17戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、札幌モエレ健康センター特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、レイクトゥーンに交わされて2馬身差の2着となった。

5月20日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた18戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、サッポロ麦とホップ特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったケイアイバランスに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

6月2日、中1週で迎えた19戦目は、アンドロメダ特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（1戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた20戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の豊富ミルク特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

7月16日、中3週で迎えた21戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、JAみついし花だより特別（門別ダート1800m 曇/重）に出走。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり最後はマイボーイと並んで7着同着となった。

7月28日、中1週で迎えた22戦目は、小嶋久輝騎手を鞍上に迎えて、THEサッポロビヤガーデン特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく8着に敗れた。

9月15日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、すいれん賞（園田ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上B2二（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るシンボリブラントを豪脚でハナ差だけ差し切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

10月14日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上B2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では自慢の末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のアクトオンザターフに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

10月27日、中1週で迎えた26戦目は、西脇市日本のへそ特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて、最後は2着のロケットガールに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月11日、中1週で迎えた27戦目は、さざんか賞（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のゲイリーマイハートに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月3日、中2週で迎えた28戦目は、赤穂観光協会義士祭特別（園田ダート1870m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で川原正一騎手（5戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

12月15日、中1週で迎えた29戦目は、白鶴まるカップ（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で川原正一騎手（6戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

5歳（2010年）

1月2日、中2週で迎えた30戦目は、『紙面刷新』競馬キンキ杯（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で川原正一騎手（7戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい12着に敗れた。

1月20日、中2週で迎えた31戦目は、4歳以上A2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で川原正一騎手（8戦4勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

2月17日、中3週で迎えた32戦目は、松本幸祐騎手を鞍上に迎えて、小野市白雲谷温泉「ゆぴか」特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上B1（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は川原正一騎手（9戦4勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したブルーラグーンを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

3月22日、中2週で迎えた34戦目は、4歳以上B1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（10戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

4月6日、中1週で迎えた35戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、アサヒスーパードライカップ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るゴールドピアースを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて8勝目を掴み取った。

4月28日、中2週で迎えた36戦目は、相生ペーロン祭特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永島太郎騎手（1戦1勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したメイプルビクトリアを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

5月11日、中1週で迎えた37戦目は、丹波茶特別（園田ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で永島太郎騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のタマモリターンをクビ差振り切って9勝目を獲得した。

6月1日、中2週で迎えた38戦目は、高原と名水のまちかみかわ特別（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で永島太郎騎手（3戦2勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた39戦目は、グリーンエコー笠形特別（姫路ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で永島太郎騎手（4戦2勝）。11頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

7月6日、中2週で迎えた40戦目は、サントリーザ・プレミアムモルツカップ（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で永島太郎騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。