テイエムダンガン（1987年生、母ミヤノトツプレデイ）

テイエムダンガン（1987年5月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のネヴアーダンス（当時15歳）と交配したミヤノトツプレデイが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は津田牧場。戦績は、中央平地31戦4勝2着2回。1991年のマリーンステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

柴田光陽厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1990年）

4月22日、デビュー戦は梅野信一騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は512kg。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

5月6日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で梅野信一騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい9着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で梅野信一騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、速いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

5月26日、連闘で迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で梅野信一騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神芝1200m 晴/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は5戦連続で梅野信一騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、パラストワイスに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

6月23日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で梅野信一騎手（5戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のウルトラを半馬身振り切って初白星を挙げた。

7月1日、連闘で迎えた7戦目は、4歳500万下のえのき賞（中京芝1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で梅野信一騎手（6戦1勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフさで最後まで敢闘したが、フォーシュアーにハナ差交わされて2着に惜敗した。

10月27日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で梅野信一騎手（7戦1勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（京都芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で梅野信一騎手（8戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るエリモシンゲキを凄まじい末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて優勝

11月25日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下の桃山特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で梅野信一騎手（9戦2勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下の室町特別（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で梅野信一騎手（10戦2勝）。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

12月23日、連闘で迎えた12戦目は、4歳以上900万下の円山特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で梅野信一騎手（11戦2勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

4歳（1991年）

1月12日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下の八坂特別（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で梅野信一騎手（12戦2勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

1月27日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の大和特別（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で梅野信一騎手（13戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて8着に敗れた。

2月9日、中1週で迎えた15戦目は、上野清章騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

3月3日、中2週で迎えた16戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の瀬戸特別（中京芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では生得の持続力で渋太く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のナムラボレロをアタマ差振り切って制した。

3月17日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦の知多ステークス（中京芝1700m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は梅野信一騎手（14戦2勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦し、5着を確保した。

6月16日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた18戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の金鯱賞（中京芝1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

6月23日、連闘で迎えた19戦目は、G2のCBC賞（中京芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は石橋守騎手（1戦1勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい7着に終わった。

7月20日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の室蘭特別（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばしてすんなりと抜け出し、最後は2着のピーチボーイに3馬身の差をつけて4勝目をつかんだ。

8月11日、中2週で迎えた21戦目は、マリーンステークス（函館芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（1戦1勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着に入った。

9月1日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦でオープンの青函ステークス（函館芝1200m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で千田輝彦騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

10月5日、中4週で迎えた23戦目は、ハンデ戦でオープンのオパールステークス（京都芝1200m 小雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は石橋守騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず8着に終わった。

5歳（1992年）

5月17日、約7か月半の休み明けで迎えた24戦目は、高瀬川ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

5月31日、中1週で迎えた25戦目は、垂水ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（4戦1勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい16着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦のパールステークス（中京ダート1700m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で石橋守騎手（5戦1勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた27戦目は、東海ステークス（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で石橋守騎手（6戦1勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

7月11日、連闘で迎えた28戦目は、豊明市制20周年記念（中京芝1200m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で石橋守騎手（7戦1勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて13着に敗れた。

8月16日、中4週で迎えた29戦目は、マリーンステークス（函館芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は千田輝彦騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打ち、極端なハイペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた30戦目は、ハンデ戦でオープンの青函ステークス（函館芝1200m 小雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

9月13日、連闘で迎えた31戦目は、UHB杯（函館芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で千田輝彦騎手（5戦1勝）。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。