シーザーリッツ（1986年生、母ピンクパンサ）

シーザーリッツ（1986年5月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のビンゴガルー（当時10歳）と交配したピンクパンサが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）目名太山口牧場。戦績は、中央平地11戦2勝、地方8戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1989年の4歳400万下(牝)。

経歴

デビュー前

古川平厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1989年）

5月28日、デビュー戦は宮徹騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（阪神芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は472kg。18頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で宮徹騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて、最後は2着のドウジマホープに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

6月25日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳400万下（中京ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で宮徹騎手（2戦1勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて、最後は2着のリアルスカイスターを3/4馬身振り切って2勝目をつかんだ。

9月23日、約3か月の休養明けで迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の秋分特別（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で宮徹騎手（3戦2勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に敗れた。

4歳（1990年）

4月15日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた5戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で宮徹騎手（4戦2勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず16着に終わった。

5月5日、中2週で迎えた6戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で宮徹騎手（5戦2勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

6月9日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、岡潤一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 小雨/良）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見せ場なく12着に敗れた。

6月16日、連闘で迎えた8戦目は、久保田英敬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で久保田英敬騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で久保田英敬騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた11戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

11月14日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、井手上慎一騎手を鞍上に迎えて、C1ハ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のキンザンピューマに4馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

12月4日、中2週で迎えた13戦目は、C1イ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で井手上慎一騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったスズカケンホウから4馬身差の2着に敗北した。

12月20日、中1週で迎えた14戦目は、寒椿特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で井手上慎一騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のマスブライトンに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

5歳（1991年）

1月17日、中3週で迎えた15戦目は、千両特別（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で井手上慎一騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

1月31日、中1週で迎えた16戦目は、内沢信昭騎手を鞍上に迎えて、B2イ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月15日、中5週で迎えた17戦目は、B2イ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は井手上慎一騎手（4戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3月25日、中0週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、たんぽぽ特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で井手上慎一騎手（5戦2勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月16日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた19戦目は、竹地正樹騎手を鞍上に迎えて、つつじ特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。