イイデタイセイ（2003年生、母キョウエイミヤビ）

イイデタイセイ（2003年4月29日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋大成」。毛色は鹿毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時10歳）と交配したキョウエイミヤビが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）インターナシヨナル牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方28戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は2006年の一般C1。

経歴

デビュー前

大久保正陽厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

8月14日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は462kg。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

3歳（2006年）

2月12日、約6か月の休養明けで迎えた2戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

2月25日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

4月2日、中4週で迎えた4戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝2000m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい16着に敗れた。

4月30日、中3週で迎えた5戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。最後は減速してしまい16着に終わった。

5月20日、中2週で迎えた6戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/不良）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

6月18日、中3週で迎えた7戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバテてしまい12着に終わった。

9月11日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から25kg増やして迎えた8戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、3歳C3（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るトウカイプリンスを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月1日、中2週で馬体重を前走からさらに19kg増やして迎えた9戦目は、一般C3（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のジョーリュウショウに1馬身3/4の差をつけて2勝目を掴み取った。

10月9日、連闘で迎えた10戦目は、一般C3（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂口裕一騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコスモオキシジェンに6馬身の差をつけて勝利をモノにする

10月23日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂口裕一騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

10月30日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂口裕一騎手（4戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2（水沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で坂口裕一騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のグランドアルシュを半馬身振り切って制した。

12月3日、中2週で迎えた14戦目は、一般C1（水沢ダート1300m 雪/不良）に出走。鞍上は7戦連続で坂口裕一騎手（6戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。鞍上は8戦連続で坂口裕一騎手（7戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のボウキョウをクビ差振り切って5勝目を手中に収めた。

12月29日、中1週で迎えた16戦目は、シクラメン特別（水沢ダート1800m 雪/不良）に出走。鞍上は9戦連続で坂口裕一騎手（8戦5勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ニシノキリフダにクビ差交わされて2着となった。

4歳（2007年）

1月14日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は10戦連続で坂口裕一騎手（9戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

3月27日、中9週で迎えた18戦目は、リヴェール（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で坂口裕一騎手（10戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

4月15日、中2週で迎えた19戦目は、板垣吉則騎手を鞍上に迎えて、一般B2（水沢ダート1400m 小雨/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したヤマニンシンバルを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

4月29日、中1週で迎えた20戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、一般B2（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた21戦目は、一般B2（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（11戦5勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた22戦目は、一般B2（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（12戦5勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた23戦目は、一般B2（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂口裕一騎手（13戦5勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

6月23日、中1週で迎えた24戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般B2（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず11着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた25戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、一般B2（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に終わった。

8月5日、中3週で迎えた26戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、COMEHOME九州里帰ジョッキーズカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

8月25日、中2週で迎えた27戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、サードニックス特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

9月23日、中3週で迎えた28戦目は、サファイア特別（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉田順治騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた29戦目は、権藤学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた30戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で権藤学騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず4着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で権藤学騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るロスオリボスを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて6勝目を掴み取った。

12月2日、中2週で迎えた32戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で権藤学騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

12月24日、中2週で迎えた33戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で権藤学騎手（4戦1勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

5歳（2008年）

1月6日、中1週で迎えた34戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で権藤学騎手（5戦1勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた35戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で権藤学騎手（6戦1勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。