ワイルドフレイバー（2001年生、母ノーザンセローナ）

ワイルドフレイバー（2001年3月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサクラローレル（当時10歳）と交配したノーザンセローナが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は築紫洋。戦績は、地方42戦6勝2着5回。主な勝ち鞍は2005年のファイナルドリーム賞(一般B3二)。

経歴

デビュー前

福永二三雄厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2003年）

9月7日、デビュー戦は市村誠騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は476kg。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のケイアイオークに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月26日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦のサルビア特別（大井ダート1490m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で市村誠騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

11月5日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のコルチカム特別（大井ダート1490m 内回り曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

12月31日、中7週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた4戦目は、2歳戦のエリカ特別（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は市村誠騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

3歳（2004年）

4月7日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で市村誠騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のクリアーヒーローに1馬身半の差をつけて2勝目を手にした。

5月24日、中6週で迎えた6戦目は、3歳戦のひなげし特別（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で市村誠騎手（4戦2勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。

6月13日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦のすずらん特別（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で市村誠騎手（5戦2勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

7月25日、中5週で迎えた8戦目は、3歳戦のひまわり特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で市村誠騎手（6戦2勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に終わった。

9月13日、中6週で迎えた9戦目は、一般C1八九（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で市村誠騎手（7戦2勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

9月26日、中1週で迎えた10戦目は、一般C1七八（大井ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で市村誠騎手（8戦2勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月14日、中2週で迎えた11戦目は、一般C1七八（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で市村誠騎手（9戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1八九（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で市村誠騎手（10戦2勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

12月6日、中4週で迎えた13戦目は、一般C1八九（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で市村誠騎手（11戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

12月28日、中2週で迎えた14戦目は、一般C1十（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で市村誠騎手（12戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

4歳（2005年）

1月17日、中2週で迎えた15戦目は、世田谷区特別（大井ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は12戦連続で市村誠騎手（13戦2勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では出色の末脚を発揮したが、4着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた16戦目は、一般C1五六（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で市村誠騎手（14戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、勝ったカミノサイレンスにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

3月8日、中4週で迎えた17戦目は、一般C1五六（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で市村誠騎手（15戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4月2日、中3週で迎えた18戦目は、一般C1六（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で市村誠騎手（16戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

5月10日、中4週で迎えた19戦目は、一般C1六七（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で市村誠騎手（17戦2勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

5月26日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1五六（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で市村誠騎手（18戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線に入ると、前で粘るロイヤルスティールを驚異的な末脚で半馬身差し切って優勝

6月29日、中4週で迎えた21戦目は、風待月特別（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は18戦連続で市村誠騎手（19戦3勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアルタイハーンに1馬身半の差をつけて4勝目をマークした。

7月15日、中1週で迎えた22戦目は、千代田区特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で市村誠騎手（20戦4勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月17日、約4か月の休み明けで迎えた23戦目は、荻窪特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で市村誠騎手（21戦4勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のジェイケイアジュデをクビ差振り切って久方ぶりの実戦を制した。

12月27日、中5週で迎えた24戦目は、ファイナルドリーム賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で市村誠騎手（22戦5勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、凄まじい末脚を弾けさせて、最後は2着のナイキコランダムに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

5歳（2006年）

2月3日、中4週で迎えた25戦目は、早春賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は22戦連続で市村誠騎手（23戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

3月2日、中3週で迎えた26戦目は、ゴールデンステッキ賞（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

3月21日、中2週で迎えた27戦目は、春分賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は市村誠騎手（24戦6勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた28戦目は、デネボラ賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で市村誠騎手（25戦6勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、伸びてきたトールスファイアー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

5月8日、中3週で迎えた29戦目は、シューティングスター賞（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で市村誠騎手（26戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したサンワードダンクにクビ差届かず2着に甘んじた。

5月26日、中2週で迎えた30戦目は、プレセペ賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で市村誠騎手（27戦6勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、伸びてきたグローバルリーダー決め手に屈して半馬身差の2着となった。

6月9日、中1週で迎えた31戦目は、アンタレス賞（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で市村誠騎手（28戦6勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

7月14日、中4週で迎えた32戦目は、ポートサイド賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で市村誠騎手（29戦6勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

10月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた33戦目は、アルゲニブ賞（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で市村誠騎手（30戦6勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、5着に入り込んだ。

11月10日、中4週で迎えた34戦目は、スポーツニッポン賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で市村誠騎手（31戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

6歳（2007年）

2月23日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた35戦目は、春麗賞（大井ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で市村誠騎手（32戦6勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

3月12日、中1週で迎えた36戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、陽春賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

3月25日、中1週で迎えた37戦目は、トゥインクルオープニング賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

11月28日、約8か月半の休養明けで迎えた38戦目は、ハンデ戦の一般A3以下（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた39戦目は、アーバンステージ師走賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

12月30日、中1週で迎えた40戦目は、アデュー2007賞（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

7歳（2008年）

1月14日、中1週で迎えた41戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、エフエルシー盃（大井ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

2月19日、中4週で迎えた42戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンステッキ賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったピエールバスターに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。