ウイニングタイガー（1992年生、母シヤークスズラン）

ウイニングタイガー（1992年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のホクトフラッグ（当時13歳）と交配したシヤークスズランが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は杉元四男。戦績は、中央平地30戦0勝2着6回、地方7戦1勝。主な勝ち鞍は1997年のえびの特別。

経歴

デビュー前

浅見国一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1994年）

7月30日、デビュー戦は岸滋彦騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。18頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったキョウワアラブに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

8月14日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

8月27日、中1週で迎えた3戦目は、2歳オープンのひまわり賞（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で岸滋彦騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

3歳（1995年）

1月14日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、酒井浩騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず13着に終わった。

2月11日、中3週で迎えた5戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のたんぽぽ賞（小倉芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

3月4日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は酒井浩騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に敗れた。

3月18日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井浩騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた8戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では閃光の如き末脚を発揮したが、4着に終わった。

4月23日、中2週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

5月13日、中2週で迎えた10戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったステッペンウルフに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

6月3日、中2週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（京都芝2200m 外回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったコウエイロードに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月24日、中2週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（中京芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、5着に終わった。

7月15日、中2週で迎えた13戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では卓出した伸び脚を見せたが、伸びてきたダイイチルイルイ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

7月29日、中1週で迎えた14戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で武豊騎手（4戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

8月20日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下の霧島賞（小倉芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で武豊騎手（5戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

9月24日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、4歳未勝利（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は酒井浩騎手（3戦0勝）。17頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

10月1日、連闘で迎えた17戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（6戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったマツノパーシアに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

10月22日、中2週で迎えた18戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを16番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月11日、中2週で迎えた19戦目は、4歳未勝利（新潟芝2200m 外回り雨/重）に出走。鞍上は千田輝彦騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したヒゼンズシオーを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

11月18日、連闘で迎えた20戦目は、4歳未勝利（新潟芝2200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、6着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で千田輝彦騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/良）に出走。鞍上は酒井浩騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

4歳（1996年）

1月28日、中5週で迎えた23戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた24戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

3月3日、中2週で迎えた25戦目は、5歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は千田輝彦騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた26戦目は、5歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/重）に出走。鞍上は酒井浩騎手（5戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

7月20日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下の牧園特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上900万下の霧島賞（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（4戦0勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岸滋彦騎手（5戦0勝）。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

5歳（1997年）

4月13日、約7か月半の休み明けで迎えた31戦目は、吉井浩和騎手を鞍上に迎えて、一般A1（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月3日、中2週で迎えた32戦目は、A2（荒尾ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉井浩和騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月25日、中2週で迎えた33戦目は、A1（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井浩和騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。10着に敗れた。

6月8日、中1週で迎えた34戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉井浩和騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月28日、中2週で迎えた35戦目は、A2（荒尾ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で吉井浩和騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。3着を確保した。

7月14日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた36戦目は、えびの特別（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で吉井浩和騎手（5戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のタシロサンスーシに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月15日、中4週で迎えた37戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、霧島賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。