マツノパーシア（1992年生、母ゴールドパーシア）

マツノパーシア（1992年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のハイセイコー（当時22歳）と交配したゴールドパーシアが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は村上雅規。戦績は、中央平地14戦3勝2着1回、地方25戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1996年の5歳以上900万下。

経歴

デビュー前

島崎宏厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1994年）

9月17日、デビュー戦は田原成貴騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京ダート1000m 雨/不良）に出走。馬体重は494kg。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

3歳（1995年）

8月27日、約11か月の休養明けで迎えた3戦目は、合谷喜壮騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に敗れた。

9月2日、連闘で迎えた4戦目は、4歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で合谷喜壮騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず14着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた5戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1800m 小雨/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、リックムーンライトに半馬身交わされて2着に敗北した。

10月1日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のウイニングタイガーに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

10月15日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

10月28日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田原成貴騎手（4戦1勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

11月19日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は合谷喜壮騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた10戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のレインボーアクセスに3馬身半の差をつけて優勝

12月16日、中1週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の猪名川特別（阪神芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は合谷喜壮騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

4歳（1996年）

1月14日、中3週で迎えた12戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の八坂特別（京都ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた13戦目は、河北通騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上はO.ペリエ騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、長く末脚を持続させて、最後は2着のアイドルマシーンに1馬身3/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月22日、中9週で迎えた15戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、B2ロ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のホロトタカハナに半馬身の差をつけて4勝目をつかんだ。

5月14日、中2週で迎えた16戦目は、名古屋チャレンジカップネプチューン賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。12着に敗れた。

6月19日、中4週で迎えた17戦目は、倉地学騎手を鞍上に迎えて、野いちご特別（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のウィステリアライトに3/4馬身の差をつけて優勝

7月11日、中2週で迎えた18戦目は、あざみ特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月25日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、アマリリス特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は倉地学騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のイクノローマンに3/4馬身の差をつけて6勝目をゲットした。

8月23日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた20戦目は、ひまわり特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。9着に敗れた。

9月6日、中1週で迎えた21戦目は、野路菊特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。10着に敗れた。

10月11日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、白菊特別（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月18日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた23戦目は、尾花特別（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は倉地学騎手（2戦2勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた24戦目は、名古屋チャレンジカップ韋駄天賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（6戦1勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。12着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた25戦目は、ポインセチア特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（7戦1勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。12着に終わった。

12月25日、中5週で迎えた26戦目は、B2ハ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は倉地学騎手（3戦2勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。3着に入った。

5歳（1997年）

1月2日、連闘で迎えた27戦目は、ニューイヤー特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉地学騎手（4戦2勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

1月28日、中3週で迎えた28戦目は、ガーネット特別（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で倉地学騎手（5戦2勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた29戦目は、紅梅特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で倉地学騎手（6戦2勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。10着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた30戦目は、さくら草特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で倉地学騎手（7戦2勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったヘイセイセンコーから1馬身半差の2着となった。

3月21日、中2週で迎えた31戦目は、あすなろ特別（名古屋ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で倉地学騎手（8戦2勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月27日、連闘で迎えた32戦目は、フリージア特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で倉地学騎手（9戦2勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。4着を確保した。

4月17日、中2週で迎えた33戦目は、マーガレット特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で倉地学騎手（10戦2勝）。11頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月21日、約3か月の休養明けで迎えた34戦目は、アマリリス特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で倉地学騎手（11戦2勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。3着を確保した。

8月22日、中4週で迎えた35戦目は、ハイビスカス特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で倉地学騎手（12戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた36戦目は、サルビア特別（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で倉地学騎手（13戦2勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月25日、中2週で迎えた37戦目は、コスモス特別（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で倉地学騎手（14戦2勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月4日、中9週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた38戦目は、都平哲也騎手を鞍上に迎えて、マルチホース特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月25日、中2週で迎えた39戦目は、クリスマス特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で都平哲也騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。