グラスレガシー（2015年生、母グラスブロード）

グラスレガシー（2015年4月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+受け継いだもの」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のワークフォース（当時8歳）と交配したグラスブロードが13歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は静内フジカワ牧場。主な勝ち鞍は2018年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

牧光二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

8月13日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は516kg。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。

12月3日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩みのないペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

3歳（2018年）

1月20日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で木幡巧也騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

2月24日、中4週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡巧也騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

7月8日、約4か月半の休み明けで迎えた6戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/重）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた7戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

8月11日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は的場勇人騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったブショウから3/4馬身差の2着となった。

8月18日、連闘で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のボナデアに3/4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月27日、中9週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の飛翔特別（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で的場勇人騎手（3戦1勝）。18頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。13着に敗れた。

11月10日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（4戦0勝）。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

4歳（2019年）

1月19日、中9週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は的場勇人騎手（4戦1勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

5月5日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（5戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラスの閃光特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（6戦0勝）。18頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。9着に敗れた。

8月11日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡巧也騎手（7戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。11着に敗れた。

8月18日、連闘で迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡巧也騎手（8戦0勝）。18頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。3着に入った。

9月1日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラスの雷光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で木幡巧也騎手（9戦0勝）。17頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月19日、中6週で迎えた18戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの稲光特別（新潟芝1000m 雨/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月26日、連闘で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（1戦0勝）。17頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったペイシャドリームから1馬身1/4差の2着となった。

11月10日、中1週で迎えた20戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて12着に敗れた。

5歳（2020年）

5月17日、約6か月半の休み明けで迎えた21戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月23日、連闘で迎えた22戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。11着に敗れた。

8月23日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、3歳以上1勝クラスの閃光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（10戦0勝）。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。14着に終わった。

10月24日、中8週で迎えた24戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（11戦0勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

10月31日、連闘で迎えた25戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

6歳（2021年）

5月2日、約6か月の休養明けで迎えた26戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月22日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で秋山稔樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。13着に終わった。

7月24日、中8週で迎えた28戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（12戦0勝）。18頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月22日、中3週で迎えた29戦目は、3歳以上1勝クラスの閃光特別（新潟芝1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（13戦0勝）。18頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。14着に終わった。

2021年8月25日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

11月22日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた30戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、浦和800ラウンド（浦和ダート800m 曇/重）に出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

7歳（2022年）

2月22日、約3か月の休み明けで迎えた31戦目は、見越彬央騎手を鞍上に迎えて、浦和800ラウンド（浦和ダート800m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

3月15日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた32戦目は、柴田勇真騎手を鞍上に迎えて、アクアマリン特別（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のように急駛したが、勝ったチョモランマに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

3月27日、中1週で迎えた33戦目は、魚住謙心騎手を鞍上に迎えて、ヒヤシンス特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、リコーハンリーに交わされて2馬身差の2着となった。