シロキタベガ（2003年生、母セトロマン）

シロキタベガ（2003年4月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋スペインの劇作家（ロペ・ド・ベガ）より」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤベガ（当時7歳）と交配したセトロマンが14歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（有）新井牧場。戦績は、中央平地22戦1勝2着1回、中央障害5戦0勝2着1回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2006年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

当歳のとき、新井牧場から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

五十嵐忠男厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2006年）

1月29日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のソングオブウインドに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

6月17日、約4か月半の休養明けで迎えた2戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 雨/良）に出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では伸びを欠き16着に敗れた。

7月9日、中2週で迎えた3戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず14着に終わった。

8月19日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦1勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

4歳（2007年）

3月10日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から12kg絞って迎えた5戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の熊野特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。

3月31日、中2週で迎えた6戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝2600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

4月21日、中2週で迎えた7戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

7月1日、中7週で迎えた9戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の陸奥湾特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（函館芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の駒ケ岳特別（函館芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に終わった。

9月1日、中4週で迎えた12戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の富良野特別（札幌芝2600m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は垂れてしまい8着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（4戦0勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

5歳（2008年）

1月6日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。7着に終わった。

1月27日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず14着に終わった。

2月17日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

3月15日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

3月30日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下の刈谷特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、4着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（4戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったトーセンイマジゲンに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月18日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の湯沢特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

6月14日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（5戦0勝）。18頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

6歳（2009年）

1月10日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた23戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の鞍ケ池特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

3月7日、中7週で迎えた24戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は金折知則騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4月8日、中4週で迎えた25戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、加古川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

5月2日、中2週で迎えた26戦目は、高井彰大騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。3着に入った。

5月17日、中1週で迎えた27戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 小雨）に出走。鞍上は2戦連続で高井彰大騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったトロピカルクイーンから3/4馬身差の2着に敗北した。

5月31日、中1週で迎えた28戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高井彰大騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。3着に終わった。