オンワードダラス（1985年生、母オンワードシルバン）

オンワードダラス（1985年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のハードツービート（当時16歳）と交配したオンワードシルバンが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）山田牧場。戦績は、中央平地18戦1勝2着2回、中央障害8戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1988年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

武田博厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1988年）

6月18日、デビュー戦は昆貢騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は456kg。17頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に敗れた。

6月25日、連闘で迎えた2戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で昆貢騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

7月17日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で昆貢騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のサロニカセレーネを半馬身振り切って初白星を挙げた。

7月30日、中1週で迎えた4戦目は、4歳以上400万下の足立山特別（小倉芝1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で昆貢騎手（3戦1勝）。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上400万下の筑後川特別（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で昆貢騎手（4戦1勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上400万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で昆貢騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したレオテイオーにハナ差届かず2着となった。

9月3日、連闘で迎えた7戦目は、4歳以上400万下（小倉芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で昆貢騎手（6戦1勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、5着に終わった。

9月25日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下の布引特別（阪神芝2500m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で昆貢騎手（7戦1勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上400万下（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で昆貢騎手（8戦1勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で昆貢騎手（9戦1勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったトップファイナルにねじ伏せられてハナ差の2着となった。

11月12日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上400万下（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で昆貢騎手（10戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

11月19日、連闘で迎えた12戦目は、4歳以上400万下（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で昆貢騎手（11戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

12月10日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上400万下の揖斐川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で昆貢騎手（12戦1勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

4歳（1989年）

1月29日、中6週で迎えた14戦目は、5歳以上400万下（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で昆貢騎手（13戦1勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

2月19日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上400万下（小倉芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は15戦連続で昆貢騎手（14戦1勝）。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

3月12日、中2週で迎えた16戦目は、内田国夫騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下の渥美特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に敗れた。

3月26日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上400万下の伊勢特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田国夫騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

5月14日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、栗田伸一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（京都芝2200m 外回り晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

5月28日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた19戦目は、池添兼雄騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月10日、中1週で迎えた20戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で池添兼雄騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。最後は、勝ったスナークジュピターから約10馬身差の2着となった。

6月25日、中1週で迎えた21戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で池添兼雄騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月23日、中3週で迎えた22戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で池添兼雄騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた23戦目は、藤原哲朗騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のウエスタンヒバリに5馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

9月2日、中3週で迎えた24戦目は、障害4歳以上400万下（小倉障害芝2950m 雨/不良）に出走。鞍上は池添兼雄騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月16日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、酒井浩騎手を鞍上に迎えて、ハンデ重賞の阪神障害ステークス（秋）（阪神障害芝3200m 晴/良）に55kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月30日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた26戦目は、障害4歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で酒井浩騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。10着に終わった。