シャペロンルージュ（2004年生、母プリンセスマリー）

シャペロンルージュ（2004年4月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「赤頭巾ちゃん（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時15歳）と交配したプリンセスマリーが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）杵臼牧場。戦績は、中央平地17戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の河北新報杯(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

的場均厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

1月27日、デビュー戦は嘉藤貴行騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。馬体重は486kg。18頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

3月4日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のケイアイアップヒルに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

4月21日、中6週で迎えた3戦目は、3歳500万下の水芭蕉特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のケイコティアラに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月3日、中5週で迎えた4戦目は、3歳1000万下のあじさいステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場勇人騎手（2戦2勝）。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず7着に終わった。

8月12日、中9週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、3歳以上1000万下の羊ヶ丘特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場勇人騎手（3戦2勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

9月17日、中4週で迎えた6戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のサロマ湖特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場勇人騎手（4戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

4歳（2008年）

5月3日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の鏑矢特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場勇人騎手（5戦2勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。最後は、勝ったセレスブルックから2馬身差の2着となった。

5月31日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた8戦目は、4歳以上1000万下の由比ヶ浜特別（東京芝1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で的場勇人騎手（6戦2勝）。17頭立ての5番人気で18番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に敗れた。

8月3日、中8週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。最後は、2着のフラミニアンウェイに2馬身半の差をつけて3勝目を収める

8月24日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の飯豊特別（新潟芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（2戦1勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

10月5日、中5週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下のSTV賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は的場勇人騎手（7戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したクィーンマルトクに半馬身届かず2着に敗北した。

11月2日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の河北新報杯（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（8戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のプレンティラヴをクビ差振り切って制した。

5歳（2009年）

4月19日、約5か月半の休養明けで迎えた13戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の卯月ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びを欠き15着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた14戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のアハルテケステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き7着に終わった。

6月27日、中6週で迎えた15戦目は、3歳以上1600万下のテレビユー福島賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は的場勇人騎手（9戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた16戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のジュライステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

11月22日、約4か月半の休み明けで迎えた17戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の奥多摩ステークス（東京芝1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。17頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に終わった。