ボクノタカラモノ（2009年生、母ナリタフリッカ）

ボクノタカラモノ（2009年4月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「僕の宝物」。毛色は鹿毛。種牡馬のフォーティナイナーズサン（当時8歳）と交配したナリタフリッカが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）ダイイチ牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方22戦8勝2着4回。主な勝ち鞍は2012年の3歳。

経歴

デビュー前

伊藤伸一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2012年）

2月19日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

3月25日、中4週で迎えた2戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。

4月29日、中4週で迎えた3戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた4戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

6月29日、中5週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた5戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアトハオボロに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月16日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦のまろ32周年記念（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメジャーセーラに5馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

7月25日、連闘で迎えた7戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井友彦騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンマルミニスターに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

8月15日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉井友彦騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉井友彦騎手（4戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のオグリアミーガに2馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

9月12日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉井友彦騎手（5戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のノーネームホースに1馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

10月12日、中3週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の岐阜金賞（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉井友彦騎手（6戦5勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい8着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で吉井友彦騎手（7戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた13戦目は、せせらぎ賞（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉井友彦騎手（8戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったニュースターに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月23日、中1週で迎えた14戦目は、水素水36モンド金賞受賞杯（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で吉井友彦騎手（9戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月13日、中2週で迎えた15戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で吉井友彦騎手（10戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、勝ったレッドイデアに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月28日、中1週で迎えた16戦目は、かさオク・サンクス賞（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は12戦連続で吉井友彦騎手（11戦5勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったエーシンディーバに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

4歳（2013年）

1月10日、中1週で迎えた17戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で吉井友彦騎手（12戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るウレスジを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って断然人気に応えた。

2月11日、中4週で迎えた18戦目は、ミルクカップ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で吉井友彦騎手（13戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

2月26日、中1週で迎えた19戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で吉井友彦騎手（14戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

3月14日、中1週で迎えた20戦目は、一般B5（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で吉井友彦騎手（15戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで敢闘したが、メモリーセイバーに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

4月10日、中3週で迎えた21戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般B5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた22戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、一般B4（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のベンレイダーに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月13日、中2週で迎えた23戦目は、鵜飼特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉井友彦騎手（16戦6勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

5月27日、中1週で迎えた24戦目は、A・G・I特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（17戦6勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

6月26日、中3週で迎えた25戦目は、一般A5 B3（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は尾島徹騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のヤマノアサカゼをハナ差振り切って圧倒的人気に応えた。

9月23日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、山下雅之騎手を鞍上に迎えて、畜産フェア特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。