シェラムール（1992年生、母ニコールモナムール）

シェラムール（1992年5月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のConquistador Cielo（当時13歳）と交配したニコールモナムールが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。戦績は、中央平地31戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は1996年の山城特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

松田正弘厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1995年）

2月25日、デビュー戦は内田浩一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入った。

3月11日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、リードを2馬身以上保って、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

3月26日、中1週で迎えた3戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、4着に終わった。

6月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタイキスカーレットに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月24日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

7月9日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた6戦目は、4歳以上500万下の利尻特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

7月30日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた7戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は5戦連続で松永幹夫騎手（4戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

8月20日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で松永幹夫騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、デボネアシチーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

9月3日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で松永幹夫騎手（6戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のテンザンコロナに1馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。

12月10日、中1週で迎えた11戦目は、小谷内秀夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の矢作川特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

12月23日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（7戦1勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

4歳（1996年）

1月14日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（8戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手（1戦1勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の山城特別（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は内田浩一騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のチアズグッドラックに3馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

3月10日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、山田泰誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の鳴門ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に終わった。

3月24日、中1週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた17戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の春風ステークス（中山ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた18戦目は、梅田ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は内田浩一騎手（3戦1勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた19戦目は、高瀬川ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（4戦1勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦の下鴨ステークス（京都ダート1800m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で内田浩一騎手（5戦1勝）。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はタレてしまい11着に終わった。

11月9日、約6か月半の休養明けで迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下の香嵐渓特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた23戦目は、小島貞博騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の矢作川特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

12月14日、連闘で迎えた24戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

5歳（1997年）

1月12日、中3週で迎えた25戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手（4戦1勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

2月1日、中2週で迎えた26戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（5戦1勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、3着に入った。

2月16日、中1週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の山城特別（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は小島貞博騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

3月1日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の瀬戸特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手（6戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

3月16日、中1週で迎えた29戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

4月12日、中3週で迎えた30戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は内田浩一騎手（6戦1勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のネーハイエンプレスをハナ差振り切って先頭ゴールを果たした。

4月19日、連闘で迎えた31戦目は、メルボルントロフィー（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に終わった。