ブオナラッツァ（1999年生、母パッサカリア）

ブオナラッツァ（1999年2月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のウォーニング（当時14歳）と交配したパッサカリアが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）サンシャイン牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方13戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は2003年の一般B3-3。

経歴

デビュー前

高松邦男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2001年）

9月16日、デビュー戦は田面木博公騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り小雨/良）に出走。馬体重は472kg。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

9月22日、連闘で迎えた2戦目は、2歳新馬（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

3歳（2002年）

6月29日、約9か月半の休養明けで迎えた3戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、4着に入った。

7月6日、連闘で迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

8月3日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

8月31日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く15着に終わった。

9月8日、連闘で迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田面木博公騎手（5戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で田面木博公騎手（6戦0勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

11月5日、中5週で迎えた9戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、一般C3（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマジックジャッジに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月16日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で平瀬城久騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のユキノダブリンに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月30日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で平瀬城久騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のビギンザダンスに3馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

12月14日、中1週で迎えた12戦目は、シクラメン賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で平瀬城久騎手（3戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

12月27日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 雪/不良）に出走。鞍上は5戦連続で平瀬城久騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、シルクエネルギーにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

4歳（2003年）

4月13日、約3か月半の休み明けで迎えた14戦目は、一般C1（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で平瀬城久騎手（5戦3勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた15戦目は、一般B3（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で平瀬城久騎手（6戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシルククラージュに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月5日、連闘で迎えた16戦目は、一般B3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で平瀬城久騎手（7戦4勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

5月20日、中1週で迎えた17戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で平瀬城久騎手（8戦4勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

6月3日、中1週で迎えた18戦目は、一般B3-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で平瀬城久騎手（9戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

6月30日、中3週で迎えた19戦目は、安部竜司騎手を鞍上に迎えて、一般B3-3（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

7月11日、中1週で迎えた20戦目は、一般B3-3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は平瀬城久騎手（10戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るロイヤルムービーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて5勝目を獲得した。

8月10日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた21戦目は、一般B3-2（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で平瀬城久騎手（11戦5勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。