ワンダールウェス（2016年生、母ワンダーノンブーレ）

ワンダールウェス（2016年5月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋魅力ある（インドネシア語）」。毛色は栗毛。種牡馬のケープブランコ（当時9歳）と交配したワンダーノンブーレが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は米田牧場。主な勝ち鞍は2020年の4歳以上C1二。

経歴

デビュー前

今野貞一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

1月19日、デビュー戦は荻野琢真騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、最後はフューチャーベースと並んで5着同着となった。

1月27日、連闘で迎えた2戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、4着に終わった。

2月16日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

4月7日、中6週で迎えた4戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

6月2日、中7週で迎えた5戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

7月27日、中7週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、3着を確保した。

8月4日、連闘で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

8月24日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松若風馬騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

9月25日、中4週で迎えた9戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のラーに1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月16日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキーメモリーに6馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

12月27日、中9週で迎えた11戦目は、スイセン賞（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

4歳（2020年）

1月17日、中2週で迎えた12戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

2月12日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（3戦2勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

3月5日、中2週で迎えた14戦目は、井上幹太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩確実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のガンロックをクビ差振り切って3勝目を獲得した。

7月31日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた15戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

8月14日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は井上幹太騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

9月10日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は大山真吾騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

12月10日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は井上幹太騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のパラドックスベルンに5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

12月29日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上C2四（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で井上幹太騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

5歳（2021年）

1月19日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上C2二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で井上幹太騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい6着に敗れた。

5月5日、約3か月半の休養明けで迎えた21戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3二（園田ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で廣瀬航騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したイッツマイビジネスにアタマ差届かず2着に甘んじた。

6月9日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で廣瀬航騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で廣瀬航騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

7月15日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で廣瀬航騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強烈な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のハートハーツに3馬身の差をつけて5勝目を収める

8月6日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で廣瀬航騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るメイブツシャチョウを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って6勝目を手に入れた。

8月26日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で廣瀬航騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

6歳（2022年）

1月4日、約4か月半の休み明けで迎えた28戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は井上幹太騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、ヨンウォニに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

1月18日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上C3一（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上幹太騎手（6戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のデスティニーレイに2馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

2月2日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上C2二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で井上幹太騎手（7戦3勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のトウケイワルツをハナ差振り切って8勝目を収める

2月23日、中2週で迎えた31戦目は、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で井上幹太騎手（8戦4勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月17日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた32戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で井上幹太騎手（9戦4勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

7月15日、約4か月の休み明けで馬体重を前走からさらに19kg増やして迎えた33戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で井上幹太騎手（10戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のミヤマガールを3/4馬身振り切って人気に違わぬ実力を証明した。

8月3日、中2週で迎えた34戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で井上幹太騎手（11戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のロングセラーアスクを半馬身振り切って人気に違わぬ実力を証明した。

12月6日、約4か月の休み明けで迎えた35戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で井上幹太騎手（12戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月15日、連闘で迎えた36戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で井上幹太騎手（13戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた37戦目は、C3一3歳以上（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は廣瀬航騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアランチャアミーゴを猛烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて優勝

7歳（2023年）

1月17日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた38戦目は、4歳以上C2三（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は井上幹太騎手（14戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず4着に敗れた。

5月17日、約4か月の休養明けで迎えた39戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は廣瀬航騎手（8戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

6月7日、中2週で迎えた40戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で廣瀬航騎手（9戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

6月23日、中1週で迎えた41戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で廣瀬航騎手（10戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。