サクラケルピー（2007年生、母サクラフィオーレ）

サクラケルピー（2007年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋英国に伝わる馬の姿をした水の精」。毛色は栗毛。種牡馬のサクラプレジデント（当時7歳）と交配したサクラフィオーレが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は西村和夫。戦績は、中央平地5戦0勝、地方25戦6勝2着4回。主な勝ち鞍は2011年の一般C2三。

経歴

デビュー前

小笠倫弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

8月29日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は422kg。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

3歳（2010年）

1月24日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

3月14日、中6週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた3戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は失速してしまい15着に終わった。

5月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後はタレてしまい14着に終わった。

8月8日、中9週で迎えた5戦目は、池崎祐介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。17着に終わった。

9月18日、中5週で迎えた6戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、一般C2十七（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2十七（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたアズマクロシオ決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

10月16日、中1週で迎えた8戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

10月31日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったアグネスラグタイムに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

11月13日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2十五（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。

11月27日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2十五（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原勲騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったクリノケイブパールに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

12月11日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で菅原勲騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るニシノラヴノットを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月26日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 雪/不良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原勲騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

4歳（2011年）

1月2日、連闘で迎えた14戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で菅原勲騎手（6戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したユアアイズオンリーにクビ差届かず2着に甘んじた。

5月15日、約4か月半の休み明けで迎えた15戦目は、がんばろう石巻（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2十二（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

6月12日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2十三（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂口裕一騎手（4戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアーサガーベラを豪脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

6月26日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2九（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂口裕一騎手（5戦1勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2九（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂口裕一騎手（6戦1勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

7月24日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2十（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で坂口裕一騎手（7戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るニコニコトートを豪脚で3/4馬身差し切って優勝

8月7日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2八（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で坂口裕一騎手（8戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアルカイクスマイルを3/4馬身振り切って4勝目を収める

8月22日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で坂口裕一騎手（9戦3勝）。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、きちんと末脚を伸ばして、最後は2着のサンデーレクサスに1馬身の差をつけて5勝目を挙げた。

9月5日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で坂口裕一騎手（10戦4勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のアーノルドクィーンに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

9月12日、連闘で迎えた24戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、ウニとアワビのいちご煮レース（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた25戦目は、秋も来てみて北上展勝地レース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（11戦5勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

10月10日、中1週で迎えた26戦目は、江川伸幸騎手を鞍上に迎えて、東北ジョッキーズカップ第1戦（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ伸び切れず11着に敗れた。

10月29日、中2週で迎えた27戦目は、「盛岡ブランド」大集合レース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（12戦5勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

11月21日、中2週で迎えた28戦目は、一般C1一（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（13戦5勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

12月19日、中3週で迎えた29戦目は、最高級江刺りんごレース（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。鞍上は3戦連続で坂口裕一騎手（14戦5勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に終わった。

5歳（2012年）

1月9日、中2週で迎えた30戦目は、全ての皆様に感謝（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で坂口裕一騎手（15戦5勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。