ピュアオーシャン（2017年生、母シャイニングサヤカ）

ピュアオーシャン（2017年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のトビーズコーナー（当時9歳）と交配したシャイニングサヤカが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は伏木田牧場。2023年のサンタアニタトロフィー(ハンデS3)で2着に入った他、2020年の若竹賞で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、伏木田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、東京都馬主会鶴見芳子によって1,674万円で落札された。

森下淳平厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2019年）

10月18日、デビュー戦は笹川翼騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1400m 曇/重）に出走。馬体重は518kg。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミズツキに約15馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

11月15日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦1勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて、最後は2着のヘブンリーキスに3馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

3歳（2020年）

4月6日、約5か月の休養明けで迎えた3戦目は、3歳戦のチューリップ特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見事な伸び脚で驀進したが、伸びてきたミリミリ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

4月30日、中2週で迎えた4戦目は、3歳オープンの東京ダービートライアル（大井ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったブリッグオドーンにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

6月4日、中4週で迎えた5戦目は、3歳オープンの若竹賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で笹川翼騎手（4戦2勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったサンエイウイングに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

7月31日、中7週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた6戦目は、トゥインクルバースデー賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で笹川翼騎手（5戦2勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、別次元の末脚を爆発させて、最後は2着のグランシュマンに1馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

8月19日、中2週で迎えた7戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳S2の黒潮盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

11月19日、約3か月の休養明けで迎えた8戦目は、ドリームナイト賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（6戦3勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るリープリングスターを驚異的な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて4勝目を獲得した。

12月8日、中2週で迎えた9戦目は、ビオラ賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（7戦4勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、5着に終わった。

4歳（2021年）

4月28日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、クリスタルナイト賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のメンターモードを3/4馬身振り切って休養明けの一戦をモノにした。

5月20日、中2週で迎えた11戦目は、エメラルド賞（大井ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（8戦4勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、勝ったビービーガウディに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

6月10日、中2週で迎えた12戦目は、ジューン賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（9戦4勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月15日、約5か月半の休み明けで迎えた13戦目は、LOVE LIVE LEAD賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（10戦4勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るマグナレガーロを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて久々の実戦を制した。

12月9日、中2週で迎えた14戦目は、スモーキークォーツ賞（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（11戦5勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

12月28日、中2週で迎えた15戦目は、KRAトロフィー（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で笹川翼騎手（12戦5勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に敗れた。

5歳（2022年）

1月14日、中1週で迎えた16戦目は、習志野特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で笹川翼騎手（13戦5勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

7月12日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、ルビー賞（大井ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で笹川翼騎手（14戦5勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、伸びてきたコバルトウィング決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

8月3日、中2週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた18戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、スパーキングサマーチャレンジ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったジョーパイロライトに詰め切れず、4馬身差の2着に敗れた。

10月4日、中8週で迎えた19戦目は、サンタアニタトロフィートライアル（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（15戦5勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したマッドルーレットにクビ差届かず2着となった。

6歳（2023年）

3月8日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた20戦目は、ブリリアントカップトライアル（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（16戦5勝）。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って14着に敗れた。

4月4日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた21戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、スパーキングマイラーズチャレンジ（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、勝ったアイウォールに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月12日、中4週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた22戦目は、エメラルド賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のトーセンレビューに1馬身の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

6月29日、中6週で迎えた23戦目は、サンタアニタトロフィートライアル（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

8月2日、中4週で迎えた24戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、ハンデS3のサンタアニタトロフィー（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったシュアゲイトに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

8月24日、中2週で迎えた25戦目は、処暑特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

10月3日、中5週で迎えた26戦目は、イヴニングスター賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は一杯になって15着に敗れた。

7歳（2024年）

6月25日、約9か月の休み明けで迎えた27戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、サンタアニタトロフィートライアル（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。