マルタカシャトル（2005年生、母オースミダンサー）

マルタカシャトル（2005年2月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のタイキシャトル（当時11歳）と交配したオースミダンサーが16歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）北星村田牧場。戦績は、中央平地20戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2007年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

清水美波厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

8月25日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は510kg。18頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、4着に入った。

9月8日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

9月29日、中2週で迎えた3戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた4戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一気に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のシルクハリアーをハナ差振り切って初白星を挙げた。

11月3日、中2週で迎えた5戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の百日草特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

3歳（2008年）

2月16日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた6戦目は、3歳500万下のセントポーリア賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい13着に終わった。

3月1日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた7戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の沈丁花賞（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

3月23日、中2週で迎えた8戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

4月5日、中1週で迎えた9戦目は、3歳500万下の山吹賞（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦1勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

5月17日、中5週で迎えた10戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の夏木立賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、伸びてきたドリームノクターン決め手に屈してアタマ差の2着となった。

7月20日、中8週で迎えた11戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の糸魚川特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

8月10日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、3歳以上500万下の萬代橋特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。

8月24日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の悠久山特別（新潟芝2200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシルクマンハッタンに半馬身届かず2着となった。

9月14日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大庭和弥騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月4日、中2週で馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた15戦目は、3歳以上500万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大庭和弥騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

4歳（2009年）

7月19日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた17戦目は、3歳以上500万下の糸魚川特別（新潟芝2000m 外回り雨/重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦0勝）。18頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

8月9日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下の萬代橋特別（新潟芝2200m 雨/稍重）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（5戦0勝）。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

9月5日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（6戦0勝）。18頭立ての7番人気で大外18番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく9着に敗れた。

9月27日、中2週で迎えた20戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一際目立つ伸びを見せたが、勝ったワールドカルティエにねじ伏せられて3/4馬身差の2着となった。