ヤマニンビュラン（2010年生、母ヤマニンプラシード）

ヤマニンビュラン（2010年5月16日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋彫刻刀（仏）」。毛色は栗毛。種牡馬のヤマニンセラフィム（当時11歳）と交配したヤマニンプラシードが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）錦岡牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方19戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2014年の3歳以上C4-2。

経歴

デビュー前

粕谷昌央厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2013年）

4月7日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島ダート1000m 雨/不良）に出走。馬体重は456kg。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

4歳（2014年）

4月23日、約12か月半の休み明けで馬体重を前走から42kg増やして迎えた2戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、一般C4-4（門別ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアースワンレッドを凄まじい末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

5月14日、中2週で迎えた3戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で黒沢愛斗騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた4戦目は、新冠町判官館森林公園賞（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で黒沢愛斗騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

7月22日、中7週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた5戦目は、むろらん港まつり賞（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で黒沢愛斗騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、フェデリーニにクビ差交わされて2着に甘んじた。

7月31日、連闘で迎えた6戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で黒沢愛斗騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のサーベラスをハナ差振り切って先頭ゴールを果たした。

8月20日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上C33 C41（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で黒沢愛斗騎手（5戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた8戦目は、なかしべつ開陽台賞（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で黒沢愛斗騎手（6戦2勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で黒沢愛斗騎手（7戦2勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を爆発させて、最後は2着のインスピリットを3/4馬身振り切って3勝目をつかんだ。

10月2日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上C33 C41（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で黒沢愛斗騎手（8戦3勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた11戦目は、小林靖幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3-2（門別ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた12戦目は、伊藤千尋騎手を鞍上に迎えて、ひろおサンタメール賞（門別ダート1000m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

11月13日、中1週で迎えた13戦目は、ポラリスドーム賞（門別ダート1200m 雪/重）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤千尋騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着を確保した。

5歳（2015年）

4月22日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、3歳以上C3 C4-1（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は小林靖幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた15戦目は、ひなげし特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小林靖幸騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた16戦目は、上川町北海道ガーデンショー特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林靖幸騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた17戦目は、あじさい特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林靖幸騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

7月2日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上C33 C41（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で小林靖幸騎手（5戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は減速してしまい7着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた19戦目は、つきがた夏まつり特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で小林靖幸騎手（6戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた20戦目は、なかしべつ夏祭り賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で小林靖幸騎手（7戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。