モガミトライアン（1984年生、母リトルマネーメーカー）

モガミトライアン（1984年3月28日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーザリー（当時12歳）と交配したリトルマネーメーカーが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は大典牧場（有）。戦績は、中央平地32戦1勝2着2回、中央障害6戦1勝、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は1988年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

中村好夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1986年）

11月2日、デビュー戦は小島太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は504kg。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

11月9日、連闘で迎えた2戦目は、加用正騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（京都芝1200m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた3戦目は、3歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加用正騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

12月13日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で加用正騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

3歳（1987年）

1月11日、中3週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加用正騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦したが、5着に終わった。

8月8日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から28kg減らして迎えた6戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館芝1200m 雨/重）に出走。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

8月22日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

11月7日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、中竹和也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月28日、中2週で迎えた9戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

12月13日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は中竹和也騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

4歳（1988年）

1月31日、中6週で迎えた11戦目は、上野清章騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

2月7日、連闘で迎えた12戦目は、5歳以上400万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上野清章騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月14日、連闘で迎えた13戦目は、5歳以上400万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で上野清章騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

3月5日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上400万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で上野清章騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はタレてしまい13着に敗れた。

3月26日、中2週で迎えた15戦目は、嘉堂信雄騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 雨）に出走。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

4月9日、中1週で迎えた16戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で嘉堂信雄騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のポットキャップテンに1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月23日、中1週で迎えた17戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。

5月14日、中2週で迎えた18戦目は、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は嘉堂信雄騎手（2戦1勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。4着を確保した。

5月28日、中1週で迎えた19戦目は、障害4歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で嘉堂信雄騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。10着に敗れた。

9月4日、約3か月半の休み明けで迎えた20戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（函館ダート1000m 曇/稍重）に出走。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

9月25日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、4歳以上400万下（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

10月9日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた22戦目は、秋山忠一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の檜原湖特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた23戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の金華山特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

11月6日、連闘で迎えた24戦目は、4歳以上400万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内山正博騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のアローエンパイアをアタマ差振り切って2勝目を手に入れた。

11月20日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上400万下の福島放送賞（福島芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で内山正博騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上400万下（阪神ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は塩村克己騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

12月18日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（阪神ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、アオミトップスターに半馬身交わされて2着に敗北した。

5歳（1989年）

1月5日、中2週で迎えた28戦目は、5歳以上400万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

1月13日、連闘で迎えた29戦目は、5歳以上400万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。前に出て、落ち着いたペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり6着に敗れた。

1月28日、中1週で迎えた30戦目は、5歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は中竹和也騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい8着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた31戦目は、5歳以上400万下（東京ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中竹和也騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

3月5日、中2週で迎えた32戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（中京ダート1700m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

3月12日、連闘で迎えた33戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したバッカナムコールを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

3月26日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた34戦目は、5歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

4月8日、中1週で迎えた35戦目は、5歳以上400万下（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた36戦目は、国兼正浩騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

4月30日、連闘で迎えた37戦目は、5歳以上400万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国兼正浩騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

5月7日、連闘で迎えた38戦目は、5歳以上400万下（新潟ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

9月7日、約4か月の休み明けで迎えた39戦目は、酒井章騎手を鞍上に迎えて、新涼特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた40戦目は、夕月特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井章騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。7着に敗れた。