スマートシガー（2004年生、母Arcadiana）

スマートシガー（2004年3月18日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。馬名の意味は「冠名＋葉巻。他の馬を煙に巻くすごい馬になる様に」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のPulpit（当時10歳）と交配したArcadianaが4歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地10戦0勝、地方6戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年の一般C23。

経歴

デビュー前

畠山吉宏厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

1月6日、デビュー戦はD.バルジュー騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 雨/良）に出走。馬体重は492kg。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく12着に敗れた。

1月28日、中2週で迎えた2戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

2月25日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

3月18日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

4月8日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。

4月21日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた6戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

5月20日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2400m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた8戦目は、R.フラッド騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2500m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

9月8日、約3か月の休み明けで迎えた9戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。

10月24日、中6週で迎えた10戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、勝ったスムースアズシルクに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月14日、中2週で迎えた11戦目は、一般C31（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

12月4日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、DOUBLEよし乃誕生日記念（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田稔騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒシユニバーサルに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月25日、中2週で迎えた13戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田稔騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4歳（2008年）

1月1日、連闘で迎えた14戦目は、一般C23（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で吉田稔騎手（4戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサザンジュエリーを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5月3日、約4か月の休み明けで迎えた15戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の五泉特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

6月4日、中4週で迎えた16戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージ水無月賞（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。