キュートザベスト（2004年生、母シンプルザベスト）

キュートザベスト（2004年3月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「かわいいことが一番」。毛色は栗毛。種牡馬のステイゴールド（当時10歳）と交配したシンプルザベストが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者はロイヤルファーム（有）新冠支場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方22戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2008年の4歳以上C2-9。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額1,000万円（25万×40口）で一口馬主が募集された。

西園正都厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2007年）

5月27日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。18頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

6月17日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた3戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のプレセペ特別（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月21日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

8月25日、中4週で迎えた5戦目は、佐藤聖也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に終わった。

9月23日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

10月21日、中3週で迎えた7戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 19（佐賀ダート1300m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスズノユーフォードに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月4日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C2 18（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカシノベガスターに2馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

11月24日、中2週で迎えた9戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 15（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したラルーチェドーロを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月23日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したダッシュオンを捕まえ切れず、7馬身差の2着に敗北した。

4歳（2008年）

1月6日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた11戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

1月26日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月3日、連闘で迎えた13戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

2月23日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

3月8日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山口勲騎手（6戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したストロングハリケンを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

3月16日、連闘で迎えた16戦目は、川野幸治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 24（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に敗れた。

4月20日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川野幸治騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアルカサールに2馬身半の差をつけて3勝目を手にした。

5月5日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川野幸治騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で川野幸治騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したウィザードキングを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

6月8日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で川野幸治騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

6月22日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で川野幸治騎手（5戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。

7月5日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で川野幸治騎手（6戦1勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で川野幸治騎手（7戦1勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず3着に終わった。

8月7日、中2週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた24戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、一般C10（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた25戦目は、一般C11（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた26戦目は、あいちの新米コシヒカリカップ（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柿原翔騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた27戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で柿原翔騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。