ミルフォードパイン（1999年生、母ヤスコデビル）

ミルフォードパイン（1999年4月28日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のブラッシングジョン（当時14歳）と交配したヤスコデビルが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は鹿戸正幸。戦績は、中央平地12戦1勝、地方33戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は2001年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

鹿戸幸治厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2001年）

8月11日、デビュー戦は白坂聡騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は442kg。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

8月19日、連闘で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で白坂聡騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

11月4日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で白坂聡騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で白坂聡騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のテンザンウタゲをハナ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

12月8日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた5戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の樅の木賞（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず8着に終わった。

3歳（2002年）

3月9日、約3か月の休養明けで迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は白坂聡騎手（4戦1勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず14着に終わった。

4月6日、中3週で迎えた7戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた8戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 雨/不良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた9戦目は、南井大志騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 曇/不良）に50kgの軽斤量で出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

5月26日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、3歳500万下のなでしこ賞（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は白坂聡騎手（5戦1勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

9月8日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた11戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

9月14日、連闘で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩崎祐己騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

10月28日、中5週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた13戦目は、長嶋和彦騎手を鞍上に迎えて、一般C1（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

11月10日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で長嶋和彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のウインドターゲットに1馬身半の差をつけて2勝目を掴み取った。

11月24日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で長嶋和彦騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

12月1日、連闘で迎えた16戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンジョッキー（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のセイカチャートに1馬身の差をつけて制した。

12月16日、中1週で迎えた17戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は長嶋和彦騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

12月29日、中1週で迎えた18戦目は、寒椿賞（金沢ダート1700m 雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で長嶋和彦騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず10着に敗れた。

4歳（2003年）

1月21日、中2週で迎えた19戦目は、宮下康一騎手を鞍上に迎えて、一般B4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のリブリスポルンガに1馬身の差をつけて4勝目を挙げた。

2月2日、中1週で迎えた20戦目は、バレンタイン特別（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮下康一騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

4月14日、中9週で迎えた21戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宮下康一騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた22戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は桑野等騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

5月18日、中2週で迎えた23戦目は、一般B2（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

6月1日、中1週で迎えた24戦目は、江下英昭騎手を鞍上に迎えて、アルタイル特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた25戦目は、一般B2-2（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は宮下康一騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

7月1日、中1週で迎えた26戦目は、一般B1-3（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮下康一騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた27戦目は、一般B2-2（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で宮下康一騎手（5戦1勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に終わった。

8月11日、中3週で迎えた28戦目は、藤川洋一郎騎手を鞍上に迎えて、一般B2-2（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

8月25日、中1週で迎えた29戦目は、一般B2-2（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤川洋一郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したホットニュースを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

9月7日、中1週で迎えた30戦目は、アルタイル特別（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤川洋一郎騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したタイムサインを捕まえ切れず、7馬身差の2着に敗北した。

9月14日、連闘で迎えた31戦目は、一般B1-3（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤川洋一郎騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

9月29日、中1週で迎えた32戦目は、アルタイル特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤川洋一郎騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた33戦目は、一般B2-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤川洋一郎騎手（5戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したリザーブユアホープを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

10月27日、中1週で迎えた34戦目は、アルタイル特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で藤川洋一郎騎手（6戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた35戦目は、一般B2-2（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で藤川洋一郎騎手（7戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた36戦目は、熊木良介騎手を鞍上に迎えて、（株）三崎ストアー特別（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

12月23日、中3週で迎えた37戦目は、一般B2-2（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は藤川洋一郎騎手（8戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に終わった。

5歳（2004年）

1月3日、中1週で迎えた38戦目は、寒椿賞（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は熊木良介騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた39戦目は、古川彰騎手を鞍上に迎えて、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

2月2日、連闘で迎えた40戦目は、冨島政俊騎手を鞍上に迎えて、一般B5-8（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったフレイムに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

2月16日、中1週で迎えた41戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般B4（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

2月22日、連闘で迎えた42戦目は、一般B4（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月1日、連闘で迎えた43戦目は、一般B5-8（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したミツアキムテキを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

4月17日、中6週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた44戦目は、山崎進騎手を鞍上に迎えて、一般C2（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のニッポートップオーをクビ差制して勝利をモノにする

5月1日、中1週で迎えた45戦目は、メイカップ（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎進騎手（1戦1勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。11着に終わった。