スマイルオンリップ（2006年生、母カーリスマイル）

スマイルオンリップ（2006年2月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「口元に微笑を浮かべて。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のボストンハーバー（当時12歳）と交配したカーリスマイルが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方16戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年の3歳以上C3二。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額840万円（4.2万×200口）で一口馬主が募集された。

岩戸孝樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

7月26日、デビュー戦は田中博康騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は424kg。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月9日、中1週で迎えた2戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

12月13日、中5週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では伸びが劣勢になり16着に終わった。

3歳（2009年）

2月8日、中7週で迎えた5戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では見せ場なく17着に終わった。

4月25日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で梶晃啓騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

6月21日、中7週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で梶晃啓騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

8月6日、中6週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた8戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1230m 曇/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた9戦目は、平原透雄騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

8月27日、連闘で迎えた10戦目は、3歳以上C2（園田ダート1400m 曇/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は北野真弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

10月14日、中6週で迎えた11戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で北野真弘騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では自慢の末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のメイショウシキブに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月12日、中1週で迎えた13戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/重）に出走。鞍上は北野真弘騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

4歳（2010年）

1月11日、中6週で迎えた15戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず3着に敗れた。

1月24日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

1月31日、連闘で迎えた17戦目は、4歳以上C2 26（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田順治騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のコスモボスをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

2月14日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田順治騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったメイストームにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

2月28日、中1週で迎えた19戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

3月7日、連闘で迎えた20戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 24（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したグランドローザを捕まえ切れず、7馬身差の2着となった。

3月22日、中1週で迎えた21戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、ベストテンジョッキーズカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

4月18日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた22戦目は、4歳以上C2-1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田順治騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた23戦目は、端午特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（5戦1勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。