キーミヤビ（2005年生、母エリモフェリス）

キーミヤビ（2005年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋雅」。毛色は鹿毛。種牡馬のトウカイテイオー（当時17歳）と交配したエリモフェリスが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は大平ファーム。戦績は、中央平地8戦0勝、地方7戦2勝2着5回。主な勝ち鞍は2009年の報知澪標特別(B1 B2)。

経歴

デビュー前

大久保龍志厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

12月23日、デビュー戦は荻野琢真騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1700m 晴/不良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は492kg。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では電光石火の末脚を披露したが、3着に終わった。

3歳（2008年）

1月5日、中1週で迎えた2戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず16着に敗れた。

4月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の山桜賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のフェイドレスシーンに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2009年）

1月17日、約9か月半の休養明けで迎えた4戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は荻野琢真騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

3月1日、中5週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では最後まで息が続かず15着に敗れた。

4月4日、中4週で迎えた6戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 小雨/良）に出走。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

5月23日、中6週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は荻野琢真騎手（3戦0勝）。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

7月5日、中5週で迎えた8戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

8月8日、中4週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の秋吉台特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では末脚が冴えず18着に終わった。

9月22日、中5週で迎えた10戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、マコーリー特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、タガノバンビーノに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

10月8日、中1週で迎えた11戦目は、つわぶき賞（園田ダート1230m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、トーアアストラエアに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

10月29日、中2週で迎えた12戦目は、11月3日はJBC特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったモントレルドにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

11月18日、中2週で迎えた13戦目は、報知澪標特別（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のキャプテンオペラをアタマ差振り切って久方ぶりに白星を挙げた。

12月9日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上A2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったタガノバンビーノに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月31日、中2週で迎えた15戦目は、大晦日特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中学騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、伸びてきたトウケイトロイ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。