マイヨール（2006年生、母セイウンミネルバ）

マイヨール（2006年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「素潜りの世界記録保持者より」。毛色は芦毛。種牡馬のセイウンスカイ（当時11歳）と交配したセイウンミネルバが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は乾皆雄。戦績は、中央平地37戦3勝2着5回、地方2戦0勝。2008年の芙蓉ステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

清水利章厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

7月6日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

8月2日、中3週で迎えた2戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

8月24日、中2週で迎えた3戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。17頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて9着に敗れた。

9月13日、中2週で迎えた4戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のトーセンボンヌマルをハナ差振り切って未勝利戦を制した。

10月4日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの芙蓉ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、3着を確保した。

11月2日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた6戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のきんもくせい特別（福島芝1700m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったドナシュラークに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

12月28日、中7週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた7戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後はタレてしまい8着に終わった。

3歳（2009年）

1月25日、中3週で迎えた8戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の若竹賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

2月15日、中2週で迎えた9戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく6着に終わった。

3月7日、中2週で迎えた10戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の黄梅賞（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず15着に敗れた。

7月26日、約4か月半の休み明けで迎えた11戦目は、3歳以上500万下の尖閣湾特別（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、リードを5馬身以上確保して、かなり遅いペースでレースを牽引。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のガッツでひたむきに粘り続けて、最後は2着のサマーアクトレスに4馬身の差をつけて久しぶりの実戦を制した。

8月15日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の月岡温泉特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（2戦1勝）。18頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、リードを5馬身以上保って、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり13着に敗れた。

9月5日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の弥彦特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（3戦1勝）。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

10月4日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の習志野特別（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪い、リードを5馬身以上キープして、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

10月17日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の昇仙峡特別（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（4戦1勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

4歳（2010年）

4月11日、約6か月の休養明けで迎えた16戦目は、4歳以上1000万下の蓬莱峡特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（5戦1勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のタフさで最後まで奮戦したが、勝ったロードアリエスにねじ伏せられて4馬身差の2着となった。

5月9日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下の八ヶ岳特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（6戦1勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

6月6日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下のホンコンジョッキークラブトロフィー（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋脩騎手（7戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

7月18日、中5週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下の糸魚川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮戦したが、ステージプレゼンスに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

8月7日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、6着に終わった。

11月6日、約3か月の休養明けで迎えた21戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

11月21日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下の伊達特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したテイエムシバスキーにクビ差届かず2着となった。

12月18日、中3週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

5歳（2011年）

2月6日、中6週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丹内祐次騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るゴールドサクセスを上がり1位の末脚で3/4馬身差し切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。

3月6日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の富里特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

4月2日、中3週で迎えた26戦目は、4歳以上1000万下の明石特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着に入った。

10月15日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、3歳以上1000万下の昇仙峡特別（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（5戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい7着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の立冬特別（東京芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で松岡正海騎手（6戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい5着に敗れた。

12月11日、中4週で迎えた29戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。先手を取り、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

6歳（2012年）

1月5日、中3週で迎えた30戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで懸命に走り抜いたが、ディープサウンドに半馬身交わされて2着となった。

1月22日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上1000万下の若潮賞（中山芝1600m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦し、3着に入った。

2月25日、中4週で迎えた32戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（7戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

10月7日、約7か月半の休み明けで迎えた33戦目は、3歳以上1000万下の六社特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（4戦1勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり8着に終わった。

11月3日、中3週で迎えた34戦目は、3歳以上1000万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（5戦1勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

12月1日、中3週で迎えた35戦目は、3歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

7歳（2013年）

4月7日、約4か月の休み明けで迎えた36戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の汐留特別（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は丹内祐次騎手（6戦1勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

4月27日、中2週で迎えた37戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（3戦0勝）。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい15着に終わった。

6月10日、中5週で迎えた38戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、おおのキャンパスレース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って8着に敗れた。

7月8日、中3週で迎えた39戦目は、アーネストリー賞（水沢ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。