クインキャスト（1999年生、母キオイキャスト）

クインキャスト（1999年4月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時12歳）と交配したキオイキャストが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者は吉田牧場。戦績は、地方10戦7勝2着1回。2002年ののじぎく賞(地方重賞)に勝利した他、2002年の園田ダービー(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、吉田牧場から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、宮地正昭によって630万円で落札された。

曽和直栄厩舎（園田）へ入厩。

2歳（2001年）

8月1日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、2歳（園田ダート820m 晴/良）に出走。馬体重は471kg。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のトーエイロッチに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月31日、中3週で迎えた2戦目は、2歳戦のKENRAKUホワイトピア賞（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のパーティパーティーに4馬身の差をつけて2勝目をゲットした。

9月26日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳戦の園田プリンセスカップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のバハムートに3/4馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

10月11日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、2歳戦のプラスミック賞（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のフジヤマハクザンに3馬身半の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

3歳（2002年）

1月16日、約3か月の休み明けで迎えた5戦目は、3歳T1（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で小牧太騎手（4戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のバンバーイヤーに5馬身の差をつけて土付かずの5連勝を決めた。

2月11日、中3週で迎えた6戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳T1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のセトノウルトラに半馬身の差をつけて無傷の6連勝を決めた。

3月13日、中3週で迎えた7戦目は、3歳戦のデイリースポーツ社賞（姫路ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（5戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったマッキーエクセルからクビ差の2着に甘んじた。

4月10日、中3週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞の園田ダービー（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（6戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月1日、中2週で迎えた9戦目は、小牧毅騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の兵庫チャンピオンシップ（園田ダート1870m 曇/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に終わった。

5月29日、中3週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞ののじぎく賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（7戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のマッキーエクセルをハナ差振り切って勝利を手中に収めた。