ドリームスパ（2008年生、母パビヨンロワイヤル）

ドリームスパ（2008年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋温泉。生産地（宮城県）の鳴子温泉郷に因んで」。毛色は鹿毛。種牡馬のスクワートルスクワート（当時10歳）と交配したパビヨンロワイヤルが12歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は宮城県、生産者は遊佐武俊。戦績は、中央平地9戦0勝、地方10戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の3歳以上C2-2。

経歴

デビュー前

1歳のとき、遊佐武俊から「八戸市場サラブレッド1歳」に上場され、中地エージェンシーによって220.5万円で落札された。

サラブレッドクラブライオンにて総額400万円（2万×200口）で一口馬主が募集された。

中村均厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

6月20日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は482kg。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた2戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1200m 雨/重）に51kgの軽斤量で出走。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

7月24日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

11月20日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

12月19日、中3週で迎えた5戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

3歳（2011年）

5月1日、約4か月半の休み明けで迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は高倉稜騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

6月7日、中4週で迎えた7戦目は、3歳戦のフォーチュネイトアイリス特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

7月16日、中5週で迎えた8戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり7着に終わった。

8月28日、中5週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

9月3日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で国分恭介騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

12月5日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から21kg戻して迎えた11戦目は、南谷圭哉騎手を鞍上に迎えて、ウインター特選（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

12月25日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で南谷圭哉騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るカシノダンガンを半馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

4歳（2012年）

1月5日、中1週で迎えた13戦目は、ニューイヤー特選（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で南谷圭哉騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

1月15日、中0週で迎えた14戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、M&Kジョッキーズカップ（第2戦）（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

2月12日、中3週で迎えた15戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーズカップ（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて7着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた16戦目は、サンライズ特選（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。鞍上は南谷圭哉騎手（3戦1勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったカシノダンガンにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

3月10日、中1週で迎えた17戦目は、チューリップ賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で南谷圭哉騎手（4戦1勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はバテてしまい7着に終わった。

4月14日、中4週で迎えた18戦目は、西森将司騎手を鞍上に迎えて、一般C3-3（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のハツネブライトに1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4月29日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2-9（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で西森将司騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。