スプリングウェイ（1993年生、母ボストンホーネツト）

スプリングウェイ（1993年4月17日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラガイセン（当時13歳）と交配したボストンホーネツトが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は田中春美。戦績は、中央平地19戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1996年の’96インターナショナルジョッキーズ1(900万下)。

経歴

デビュー前

藤原辰雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1995年）

7月15日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（福島ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は440kg。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

12月9日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったチャプターにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

12月24日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったレジェンドティアラに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

3歳（1996年）

1月7日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のケーエムウインザーに5馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

2月4日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定4歳500万下のうぐいす賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中勝春騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

3月16日、中5週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 曇/重）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で田中勝春騎手（5戦1勝）。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に敗れた。

4月7日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定4歳500万下のミモザ賞（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中勝春騎手（6戦1勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

4月28日、中2週で迎えた8戦目は、蓑田早人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のサンケイスポーツ賞4歳牝馬特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

5月25日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳オープンのカーネーションカップ（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（7戦1勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

8月25日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂本勝美騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

10月5日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（8戦1勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のパスティーヤに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月27日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の紅葉特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（9戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

11月23日、中3週で迎えた14戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’96インターナショナルジョッキーズ1（東京芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアマミヴィーナスに1馬身1/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月22日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、’96フェアウェルステークス（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。前に出て、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

4歳（1997年）

1月18日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦のジャニュアリーステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

2月9日、中2週で迎えた17戦目は、テレビ山梨杯（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（10戦2勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

8月10日、約6か月の休み明けで迎えた18戦目は、4歳以上900万下の支笏湖特別（札幌芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（11戦2勝）。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

9月13日、中4週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下の大倉山特別（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（12戦2勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。