エイシンホンコン（1993年生、母トゥザアルター）

エイシンホンコン（1993年6月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のリアルシヤダイ（当時14歳）と交配したトゥザアルターが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地18戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は1997年の湾岸ステークス(ハンデ)。

経歴

デビュー前

太宰義人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1995年）

9月10日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は440kg。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（京都ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

3歳（1996年）

7月6日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた3戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったホーリーウィザードに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

7月20日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

8月10日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小池隆生騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のランドスペシャルに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月25日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で小池隆生騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月1日、連闘で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小池隆生騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったグランドハヤブサに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

9月29日、中3週で迎えた8戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の布引特別（阪神芝2500m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のワンモアゲタップを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

10月26日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下の鳴滝特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るビッグシンボルを交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて優勝

12月15日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、オリオンステークス（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岸滋彦騎手（2戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

4歳（1997年）

2月23日、中9週で迎えた11戦目は、ハンデ戦の甲南ステークス（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は小池隆生騎手（5戦1勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

3月15日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦の御堂筋ステークス（阪神芝2200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（6戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

4月13日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデ戦の湾岸ステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小池隆生騎手（7戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るオンワードチェストを別次元の末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて制した。

4月27日、中1週で迎えた14戦目は、G1の天皇賞（春）（京都芝3200m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で小池隆生騎手（8戦2勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

5歳（1998年）

2月8日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた15戦目は、5歳以上1600万下の松籟ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小池隆生騎手（9戦2勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は力尽きて10着に敗れた。

9月5日、約7か月の休み明けで迎えた16戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の東大路ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

10月3日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上1600万下のオークランドレーシングクラブトロフィー（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

11月1日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上1600万下の高雄ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に敗れた。