カズサハリケーン（1991年生、母カズサスイセイ）

Kazusa Hurricane

1991.06.02

カズサハリケーン（1991年6月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のパーフライト（当時10歳）と交配したカズサスイセイが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）ガーベラパークスタッド。戦績は、中央平地17戦4勝2着2回。1994年の若葉ステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

プロフィール

基本情報

• 通算成績: 17戦4勝 [4-2-1-10/17]
• 総賞金 国内: 6,007万円
• 生年月日: 1991年6月2日
• 出生国: 日本
• 品種: サラブレッド
• 性別: 牡
• 毛色: 鹿毛
• 厩舎: 松永勇 美浦
• 馬主: 阿津和昌
• 生産者: （有）ガーベラパークスタッド
• 抹消情報: 中央抹消

指数の推移（直近7走）

• 7
  走
  前
• 6
  走
  前
• 5
  走
  前
• 4
  走
  前
• 3
  走
  前
• 2
  走
  前
• 前
  走

パフォーマンス分析

• 勝利時最大着差 国内: 3/4馬身

ベストレース

• レース名: 駒草賞
• 日付/馬齢: 1994年5月29日/3歳
• コース: 東京芝2000m 左
• 着順: 1着
• オッズ/人気: 7.8倍/3番人気
• 馬番/頭数: 12番/16頭
• 天候: 晴 25.6℃
• 馬場状態/馬場速度: 良/極遅
• レースラップ: 平均=12.0/ラスト=12.7
• レースペース: 稍ハイ
• 通過順位: 4-5-4
• 馬体重 増減: 496kg -4
• 出走間隔: 中5週
• 騎手 斤量: 岡部幸雄 55.0kg

血統

概要

母のカズサスイセイは中央2勝（中山ダ[1200m],小倉芝[2000m]）。祖母のペガサスキリーは地方48戦5勝2着9回。父のパーフライトは海外重賞1勝（米国ダ）。

7代内クロス

種別	馬名	クロス	血量
き	Bull Dog＝Sir Gallahad	6*7×6*6*7	6.25%
きS	Sickle＝Pharamond	6*7	2.34%
牡	Native Dancer	3×5	15.62%
牡	Discovery	5*5×7	7.03%
牡	War Admiral	6×7	2.34%
牡	Pharos	7×6	2.34%
牡	Blandford	7×6	2.34%
牡	Phalaris	7×7	1.56%
牡	Ksar	7×7	1.56%
牡S	War Relic	5*5	6.25%
牡S	Man o' War	6*6*7	3.9%
牡S	Fair Play	7*7*7*7	3.12%
牡S	Whisk Broom	7*7	1.56%
牡M	Nearco	5*7*7	4.68%
牝	Selene	7×7	1.56%

※き=ぜんきょうだいクロス。牡=牡馬クロス。牝=牝馬クロス。S=父系内のみ。M=母系内のみ。

5代血統表

父の父 In Reality 1964 （USA）		Intentionally 1956 （USA）	Intent	War Relic
				Liz F.
			My Recipe	Discovery
				Perlette
		My Dear Girl 1957 （USA）	Rough'n Tumble	Free for All
				Roused
父 パーフライト 1981 （USA）			Iltis	War Relic
				We Hail
		Native Dancer 1950 （USA）	Polynesian	Unbreakable
				Black Polly
父の母 Imanative 1964 （USA）			Geisha	Discovery
				Miyako
		Flolou 1959 （USA）	My Babu	Djebel
				Perfume
			Fleece	Revoked
				Pelt
母の父 ノーザンアンサー 1966 （CAN）		Northern Dancer 1961 （CAN）	Nearctic	Nearco
				Lady Angela
			Natalma	Native Dancer
				Almahmoud
		Windy Answer 1955 （CAN）	Windfields	Bunty Lawless
				Nandi
母 カズサスイセイ 1984 （JPN）			Reply	Teddy Wrack
				Alaris
		ヴイミー 1952 （FR）	Wild Risk	Rialto
				Wild Violet
母の母 ペガサスキリー 1971 （JPN）			Mimi	Black Devil
				Mignon
		ミスキリー 1967 （JPN）	ネヴアービート	Never Say Die
				Bride Elect
			クインミラー	ダブルマーク
				エレガントミラー

血統分類

• サイアーライン: インテント系

レース成績

日付	コース	レース名	1着馬 2着馬 着差	着 / 頭数	馬番	騎手	斤量	オッズ	人気	通過順位	上がり / 前3F	馬体重	増減	指数
1995/02/11 東京	芝1800m 良 晴	バレンタインS OP	オフサイドトラップ 0.3	4 / 8	3枠 3番	岡部幸雄	55kg	8.1	4人	4-1-2	35.1 / 37.5	516	0
1995/01/15 中山	芝1600m 良 晴	ニューイヤーS OP	アイリッシュダンス 1.4	10 / 13	5枠 6番	加藤和宏	55kg	28.3	8人	12-11-12	36.2 / 36.2	516	-2
1994/12/24 中山	芝1600m 良 晴	クリスマスS OP	システィーナ 1.2	10 / 16	4枠 8番	加藤和宏	54kg	40.8	10人	4-3-3	36.1 / 34.5	518	+8
1994/11/26 東京	芝1400m 良 晴	キャピタルS OP	ノーザンプリンセス 0.9	8 / 14	6枠 9番	柴田善臣	54kg	6.1	2人	9-6	34.8 / 35.8	510	+8
1994/10/22 東京	芝1400m 稍 晴	奥多摩S	(ノーザンプリンセス) -0.1	1 / 18	1枠 2番	岡部幸雄	55kg	10.1	6人	12-12	34.7 / 35.2	502	0
1994/09/25 中山	芝2200m 重 晴	セントライト記念 G2	ウインドフィールズ 2.9	11 / 11	3枠 3番	田中勝春	56kg	44.3	10人	11-11-11-11	37.9 / 39.3	502	+6
1994/05/29 東京	芝2000m 良 晴	駒草賞 900万下	(イブキダイハーン) -0.1	1 / 16	6枠 12番	岡部幸雄	55kg	7.8	3人	4-5-4	36.9 / 36.8	496	-4
1994/04/17 中山	芝2000m 良 晴	皐月賞 G1	ナリタブライアン 1.9	10 / 18	1枠 2番	浜野谷憲尚	57kg	174.6	15人	13-14-16-17	36.8 / 35.9	500	-2
1994/03/19 中山	芝2000m 良 晴	若葉S OP	オフサイドトラップ 0.5	3 / 16	4枠 8番	柴田善臣	56kg	41.9	10人	2-2-2-2	36.4 / 36.7	502	-2
1994/02/14 東京	芝1800m 良 晴	共同通信杯4歳S G3	ナリタブライアン 1.2	7 / 10	6枠 6番	浜野谷憲尚	55kg	66.3	9人	8-5-5	36.1 / 36.5	504	+4
1994/01/06 中山	芝1600m 良 晴	黒竹賞 500万下	(フジグレイトリニア) -0.1	1 / 12	2枠 2番	浜野谷憲尚	55kg	18.0	8人	5-2-2	36.7 / 35.5	500	+4
1993/12/19 中山	芝1600m 良 曇	ひいらぎ賞 500万下	ヒゼンマサムネ 1.3	6 / 11	7枠 9番	浜野谷憲尚	54kg	26.5	6人	4-3-9	37.4 / 35.4	496	+4
1993/11/28 東京	芝1600m 良 晴	赤松賞 500万下	サクラエイコウオー 0.8	6 / 15	6枠 11番	浜野谷憲尚	54kg	74.2	12人	7-7	36.3 / 36.4	492	-6
1993/11/07 東京	芝1600m 良 曇	3歳未勝利	(リメインピース) -0.1	1 / 12	2枠 2番	浜野谷憲尚	54kg	2.3	1人	3-3	36.7 / 36.1	498	+4
1993/10/10 東京	芝1400m 良 晴	3歳未勝利	サクラエイコウオー 0.3	2 / 5	1枠 1番	浜野谷憲尚	53kg	8.6	3人	4-4	35.0 / 38.0	494	-12
1993/09/26 中山	芝1600m 良 晴	3歳新馬	バンダムナイト 1.6	8 / 13	7枠 10番	浜野谷憲尚	53kg	6.6	4人	2-4-3	40.0 / 34.6	506	+6
1993/09/12 中山	芝1600m 良 曇	3歳新馬	ブランドヒスイ 0.2	2 / 14	5枠 8番	浜野谷憲尚	53kg	98.2	13人	2-7-7	36.6 / 34.7	500

※直前に感嘆符 !が付いている値は非公式の概算値。上がりタイムのハッシュ #の直後に続く数値は上がり順位。

経歴

デビュー前

松永勇厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1993年）

9月12日、デビュー戦は浜野谷憲尚騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り 曇/良）に出走。馬体重は500kg。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、抜け出したブランドヒスイを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

9月26日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

10月10日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜野谷憲尚騎手（2戦0勝）。5頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったサクラエイコウオーに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

11月7日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜野谷憲尚騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のリメインピースをクビ差振り切って初白星を挙げた。

11月28日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下の赤松賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で浜野谷憲尚騎手（4戦1勝）。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下のひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で浜野谷憲尚騎手（5戦1勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

3歳（1994年）

1月6日、中2週で迎えた7戦目は、4歳500万下の黒竹賞（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で浜野谷憲尚騎手（6戦1勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のフジグレイトリニアをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

2月14日、中5週で迎えた8戦目は、3歳G3の共同通信杯4歳ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で浜野谷憲尚騎手（7戦2勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

3月19日、中4週で迎えた9戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの若葉ステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

4月17日、中3週で迎えた10戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は浜野谷憲尚騎手（8戦2勝）。18頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

5月29日、中5週で迎えた11戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳900万下の駒草賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のイブキダイハーンを3/4馬身振り切って3勝目をつかんだ。

9月25日、約4か月の休み明けで迎えた12戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り 晴/重）に出走。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

10月22日、中3週で迎えた13戦目は、奥多摩ステークス（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦1勝）。18頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のノーザンプリンセスを半馬身振り切って4勝目を挙げた。

11月26日、中4週で迎えた14戦目は、キャピタルステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

12月24日、中3週で迎えた15戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、クリスマスステークス（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい10着に終わった。

4歳（1995年）

1月15日、中2週で迎えた16戦目は、ニューイヤーステークス（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

2月11日、中3週で迎えた17戦目は、バレンタインステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（2戦2勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。