フレンチグローリー（1986年生、母デユネツト）

フレンチグローリー（1986年4月3日）は、アイルランドで生まれた競走馬、種牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のSadler's Wells（当時5歳）と交配したデユネツトが11歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地1戦0勝、海外14戦5勝。1990年のロスマンズインターナショナル(加・G1)に勝利した他、1989年のニエル賞(仏・G2)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

3歳（1989年）

6月11日、P.エデリー騎手を鞍上に据えて、3歳G3のリス賞（フランス・シャンティイ芝2400m）に出走。8頭立てのレースに臨んだ。4着に敗れた。

8月23日、C.アスムッセン騎手を鞍上に迎えて、3頭立てのレースに臨んだ。最後は、2着のDeliormanに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月17日、3歳G2のニエル賞（フランス・ロンシャン芝2400m）に出走。鞍上はP.エデリー騎手（1戦0勝）。8頭立てのレースに臨んだ。最後は、勝ったゴールデンフェザントから1馬身半差の2着に敗北した。

10月8日、G1の凱旋門賞（フランス・ロンシャン芝2400m）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続でP.エデリー騎手（2戦0勝）。19頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。18着に終わった。

4歳（1990年）

4月16日、G3のエドヴィーレ賞（フランス・ロンシャン芝2400m）に出走。鞍上はC.アスムッセン騎手（1戦1勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月19日、G2のジャンドゥショードネ賞（フランス・サン＝クルー芝2400m）に出走。鞍上は2戦連続でC.アスムッセン騎手（2戦1勝）。7頭立ての5番ゲートからスタート。3着に敗れた。

6月23日、G3のラ・クープ（フランス・ロンシャン芝2400m）に出走。鞍上は3戦連続でC.アスムッセン騎手（3戦1勝）。9頭立てのレースに臨んだ。最後は、2着のTycanaをアタマ差制して悲願の重賞初制覇を果たした。

7月22日、鞍上はP.エデリー騎手（3戦0勝）。4頭立てのレースに臨んだ。最後は、2着のLights Outをハナ差制して同レース2勝目を挙げた。

8月26日、G2のドーヴィル大賞（フランス・ドーヴィル芝2500m）に出走。鞍上は2戦連続でP.エデリー騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月23日、A.ルクー騎手を鞍上に迎えて、G3のプランスドランジュ賞（フランス・ロンシャン芝2000m）に出走。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月14日、G1のロスマンズインターナショナル（カナダ・ウッドバインオールウェザー2414m）に出走。鞍上はP.エデリー騎手（5戦1勝）。10頭立てのレースに臨んだ。最後は、2着のSky Classicに1馬身1/4の差をつけてG1ホースの称号を獲得した。

10月27日、G1のブリーダーズカップ・ターフ（アメリカ合衆国・ベルモントパーク芝2414m）に出走。鞍上は2戦連続でP.エデリー騎手（6戦2勝）。11頭立てのレースに臨んだ。7着に敗れた。

11月25日、G1のジャパンカップ（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でP.エデリー騎手（7戦2勝）。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。