ジョウヨーファスト（1986年生、母フアストブルー）

ジョウヨーファスト（1986年5月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のハンザダンサー（当時14歳）と交配したフアストブルーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）金成吉田牧場。戦績は、中央平地8戦2勝。主な勝ち鞍は1989年の芦ノ湖特別(400万下)。

経歴

デビュー前

久保田敏夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1988年）

12月11日、デビュー戦は大崎昭一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は468kg。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

12月24日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では稲妻のようなを繰り出し、4着に入った。

3歳（1989年）

1月13日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で大崎昭一騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るイダマンテを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月4日、中2週で迎えた4戦目は、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大崎昭一騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

9月17日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた5戦目は、4歳以上400万下（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で大崎昭一騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

10月8日、中2週で迎えた6戦目は、瀬古正明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の山中湖特別（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上400万下の精進湖特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大崎昭一騎手（5戦1勝）。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず3着に終わった。

11月19日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の芦ノ湖特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線に入ると、前で粘るクラシックブリッジを圧倒的な末脚でハナ差だけ差し切って2勝目をマークした。