クラシックブリッジ（1986年生、母モミジ）

クラシックブリッジ（1986年3月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のノーアテンシヨン（当時8歳）と交配したモミジが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）隆栄牧場。戦績は、中央平地32戦6勝2着4回、地方3戦0勝。1988年の函館3歳ステークス(G3)で3着に入った他、1990年の多摩川ステークス(オープンハンデ)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

二本柳俊夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1988年）

8月14日、デビュー戦は杉浦宏昭騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、激烈なハイペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアルフシチーに約10馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

9月25日、中5週で迎えた2戦目は、2歳G3の函館3歳ステークス（函館芝1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で杉浦宏昭騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

3歳（1989年）

3月26日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた3戦目は、4歳400万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉浦宏昭騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

4月8日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた4戦目は、4歳400万下（中山芝1200m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で杉浦宏昭騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

10月7日、約6か月の休養明けで迎えた5戦目は、4歳以上400万下（東京芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で杉浦宏昭騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上400万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で杉浦宏昭騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

11月19日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上400万下の芦ノ湖特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で杉浦宏昭騎手（6戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、ジョウヨーファストにハナ差交わされて2着に惜敗した。

12月9日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は8戦連続で杉浦宏昭騎手（7戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

4歳（1990年）

1月28日、中6週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で杉浦宏昭騎手（8戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で杉浦宏昭騎手（9戦1勝）。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に敗れた。

3月4日、中2週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の常陸特別（中山芝1800m 晴/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は11戦連続で杉浦宏昭騎手（10戦1勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、リードを2馬身以上確保して、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では賦性の敢闘精神でゴールまで頑張り、3着を確保した。

4月22日、中6週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（東京芝2200m 小雨/重）に出走。鞍上は12戦連続で杉浦宏昭騎手（11戦1勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

5月13日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で杉浦宏昭騎手（12戦1勝）。17頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、異次元の末脚を炸裂させて、最後は2着のナミコヒロインに1馬身1/4の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

6月3日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の甲斐駒特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で杉浦宏昭騎手（13戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、伸びてきたスイートキャスィー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

6月16日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下の白河特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で杉浦宏昭騎手（14戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のタマモダイヤモンドをクビ差振り切って3勝目を掴み取った。

9月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた16戦目は、古川寛和騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下のながつき賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

9月30日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下の茨城新聞杯（中山芝1600m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で古川寛和騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

10月13日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下（東京芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は杉浦宏昭騎手（15戦3勝）。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では長く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のレイクキャッスルをクビ差振り切って雨中の激戦を制した。

10月27日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦でオープンの多摩川ステークス（東京芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で杉浦宏昭騎手（16戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のキリサンシーをハナ差振り切って5勝目を掴み取った。

5歳（1991年）

1月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、初富士ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉浦宏昭騎手（17戦5勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたマイネルグランツ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

2月10日、中3週で迎えた21戦目は、テレビ山梨杯（東京芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で杉浦宏昭騎手（18戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月2日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦の内外タイムス杯（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で杉浦宏昭騎手（19戦5勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く最後はインドラと並んで6着同着となった。

4月6日、中4週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の卯月ステークス（中山芝1200m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で杉浦宏昭騎手（20戦5勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

4月27日、中2週で迎えた24戦目は、箱根ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で杉浦宏昭騎手（21戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の府中ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で杉浦宏昭騎手（22戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたナカミリーゼント決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

6月8日、中2週で迎えた26戦目は、フリーウェイステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で杉浦宏昭騎手（23戦5勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のトウショウスペリアを半馬身振り切って制した。

6月23日、中1週で迎えた27戦目は、吾妻小富士賞（福島芝1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で杉浦宏昭騎手（24戦6勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

9月28日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、オータムスプリントステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で杉浦宏昭騎手（25戦6勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

10月26日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた29戦目は、ハンデ戦でオープンの多摩川ステークス（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は古川寛和騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

11月23日、中3週で迎えた30戦目は、キャピタルステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は杉浦宏昭騎手（26戦6勝）。17頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に敗れた。

6歳（1992年）

3月7日、約3か月半の休み明けで迎えた31戦目は、アメジストステークス（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦宏昭騎手（27戦6勝）。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた32戦目は、ハンデ戦でオープンのマーチステークス（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で杉浦宏昭騎手（28戦6勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

9月23日、約6か月の休み明けで迎えた33戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、グランド・マイラーズ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月29日、中4週で迎えた34戦目は、NTV盃（船橋ダート2000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。12着に敗れた。

12月4日、中4週で迎えた35戦目は、大友勝利騎手を鞍上に迎えて、かちどき賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。14着に終わった。