ノブイチ（2015年生、母シェリーバレンシア）

ノブイチ（2015年5月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のパイロ（当時10歳）と交配したシェリーバレンシアが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は小葉松幸雄。2017年の金沢ヤングチャンピオン(地方重賞)に勝利した他、2018年の北日本新聞杯(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、小葉松幸雄から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、佐野信幸によって756万円で落札された。

松本隆宏厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2017年）

7月12日、デビュー戦は宮崎光行騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったベニノスパークルに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

9月6日、中5週で迎えた3戦目は、2歳（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったモリノハートに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

9月20日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で宮崎光行騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、抜け出したコパノオリビアに半馬身届かず2着に敗北した。

10月4日、中1週で迎えた5戦目は、2歳（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で宮崎光行騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るエメラルドを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って未勝利戦を制した。

10月31日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた6戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、2歳（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るヤマミダンディーを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて1番人気に応えた。

11月14日、中1週で迎えた7戦目は、2歳地方重賞の兼六園ジュニアカップ（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したフウジンを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

11月26日、中1週で迎えた8戦目は、2歳地方重賞の金沢ヤングチャンピオン（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中島龍也騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシオジスターを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

3歳（2018年）

1月25日、中8週で迎えた9戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のゴールドジュニア（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のコーナスフロリダに1馬身半の差をつけて4勝目をつかんだ。

2月27日、中4週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞のスプリングカップ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

3月25日、中3週で迎えた11戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若駒賞（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るシオジスターを驚異的な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4月15日、中2週で迎えた12戦目は、3歳A2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアルファーティハを異次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4月29日、中1週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の北日本新聞杯（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエムザックヒーローに約11馬身の大差をつけて1番人気に応えた。

5月29日、中3週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞の石川ダービー（金沢ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田弘治騎手（3戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月17日、中2週で迎えた15戦目は、3歳地方重賞の高知優駿（高知ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

7月24日、中4週で迎えた16戦目は、一般B1二（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（4戦3勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るニューヨーカーをハナ差だけ差し切って制した。

8月9日、中1週で迎えた17戦目は、3歳地方重賞のMRO金賞（金沢ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（5戦4勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず8着に敗れた。

9月2日、中2週で迎えた18戦目は、3歳地方重賞のサラブレッド大賞典（金沢ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（6戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

9月23日、中2週で迎えた19戦目は、特別編成（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で藤田弘治騎手（7戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

10月9日、中1週で迎えた20戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬で秋の競馬を楽しみま賞（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

11月6日、中3週で迎えた21戦目は、宝達山の紅葉観賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（8戦4勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた22戦目は、楽天競馬賞（金沢ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（9戦4勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に終わった。

12月16日、中3週で迎えた23戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬特別（金沢ダート1900m 曇/重）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったエグジビッツに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

12月27日、中1週で迎えた24戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、2018金沢ファイナル特別（金沢ダート1900m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

4歳（2019年）

1月10日、中1週で迎えた25戦目は、山下雅之騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の白銀争覇（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた26戦目は、東海クラウン（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下雅之騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったドリームアローに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

2月21日、中3週で迎えた27戦目は、東海クラウン（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山下雅之騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた28戦目は、弥生特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山下雅之騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた29戦目は、地方重賞のマーチカップ（笠松ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で山下雅之騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

4月25日、中4週で迎えた30戦目は、ふじの花特別（笠松ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で山下雅之騎手（5戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた31戦目は、東海クラウン（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で山下雅之騎手（6戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

6月6日、中3週で迎えた32戦目は、揖斐峡特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で山下雅之騎手（7戦0勝）。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

7月5日、中3週で迎えた33戦目は、蝉時雨特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で山下雅之騎手（8戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた34戦目は、盛夏特別（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で山下雅之騎手（9戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したマラカイトスターを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

8月15日、中3週で迎えた35戦目は、葉月特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で山下雅之騎手（10戦0勝）。5頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のウインハピネスに1馬身半の差をつけて優勝

9月13日、中3週で迎えた36戦目は、東海クラウン（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で山下雅之騎手（11戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

9月26日、中1週で迎えた37戦目は、東海クラウン（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で山下雅之騎手（12戦1勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

10月24日、中3週で迎えた38戦目は、神無月特別（笠松ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で山下雅之騎手（13戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

11月21日、中3週で迎えた39戦目は、晩秋特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で山下雅之騎手（14戦1勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

5歳（2020年）

2月20日、約3か月の休み明けで迎えた40戦目は、梅花特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で山下雅之騎手（15戦1勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

3月19日、中3週で迎えた41戦目は、春陽特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で山下雅之騎手（16戦1勝）。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

12月17日、約9か月の休養明けで迎えた42戦目は、楽天でポッイントもらっちゃおう特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は米倉知騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

6歳（2021年）

1月20日、中4週で迎えた43戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、銀嶺賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず11着に終わった。

2月17日、中3週で迎えた44戦目は、コアレスハンター賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。