エグジビッツ（2015年生、母スマートダズル）

エグジビッツ（2015年4月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時19歳）と交配したスマートダズルが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は築紫洋。戦績は、地方22戦7勝2着5回。2018年の日高賞(牝M1)に勝利した他、2017年のプリンセスカップ(牝M2)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2017年）

5月3日、デビュー戦は岩橋勇二騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は426kg。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、エイシンベッカムにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

5月23日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて、最後は2着のナツミプレジールを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

8月2日、中9週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた3戦目は、2歳オープンの新冠ライオンズクラブ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（2戦1勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず4着に終わった。

8月17日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた4戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のフルールカップ（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で岩橋勇二騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のリリーカップ（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で岩橋勇二騎手（4戦1勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

9月21日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞の園田プリンセスカップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

10月17日、中3週で迎えた7戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳戦の金沢シンデレラカップ（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のビジネスライクに1馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

11月9日、中2週で迎えた8戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞のラブミーチャン記念（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定2歳M2のプリンセスカップ（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は岩橋勇二騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて、最後は2着のマサノスマイルに1馬身1/4の差をつけて勝利をモノにする

3歳（2018年）

3月13日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた10戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の若草賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（6戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、勝ったレコパンハロウィーにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

4月22日、中5週で馬体重を前走から19kg戻して迎えた11戦目は、牝馬限定3歳M1の日高賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（7戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のスターギアに2馬身半の差をつけて4勝目を手中に収めた。

5月17日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳地方重賞ののじぎく賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩橋勇二騎手（8戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

6月13日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳Jpn2の関東オークス（川崎ダート2100m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で岩橋勇二騎手（9戦3勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

7月5日、中2週で迎えた14戦目は、ホクレンBB肥料特別（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で岩橋勇二騎手（10戦3勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったサウスリバティーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

7月19日、中1週で迎えた15戦目は、JAバンクちょリス特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で岩橋勇二騎手（11戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったトドイワガーデンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

8月2日、中1週で迎えた16戦目は、レバンガ北海道特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で岩橋勇二騎手（12戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のシャヒーンに2馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

8月14日、中1週で迎えた17戦目は、サッポロ麦のくつろぎ特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で岩橋勇二騎手（13戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマックスガーデンに1馬身半の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

10月3日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、海と山の幸フェスティバル特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で岩橋勇二騎手（14戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

10月17日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた19戦目は、新ひだか町特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で岩橋勇二騎手（15戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた20戦目は、レコードな町新冠特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で岩橋勇二騎手（16戦5勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた21戦目は、門別軽種馬生産振興会特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で岩橋勇二騎手（17戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、フレアリングダイヤに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

12月16日、中4週で迎えた22戦目は、楽天競馬特別（金沢ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は中島龍也騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のノブイチに4馬身の差をつけて7勝目を収める

4歳（2019年）

4月3日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた23戦目は、楽天競馬はスマホでも便利!特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（2戦2勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

5月1日、中3週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた24戦目は、牝馬限定S3のしらさぎ賞（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で中島龍也騎手（3戦2勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた25戦目は、おトクな楽天競馬でポイントざくざく特別（金沢ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で中島龍也騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったグルームアイランドにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

6月11日、中3週で迎えた26戦目は、牝馬限定地方重賞の徽軫賞（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で中島龍也騎手（5戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

7月9日、中3週で迎えた27戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の日本海スプリント（金沢ダート900m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた28戦目は、地方重賞の金沢スプリントカップ（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

8月20日、中3週で迎えた29戦目は、牝馬限定地方重賞の読売レディス杯（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は中島龍也騎手（6戦2勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

2019年10月4日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。