コーナスフロリダ（2015年生、母ブイアスカ）

コーナスフロリダ（2015年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のエスポワールシチー（当時10歳）と交配したブイアスカが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は戸川牧場。2018年の兵庫ダービー(地方重賞)に勝利した他、2018年の西日本ダービー(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、戸川牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、恵比寿興業那須野牧場によって496.8万円で落札された。

田中範雄厩舎（園田）へ入厩。

2歳（2017年）

10月18日、デビュー戦は吉村智洋騎手を鞍上に据えて、2歳（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。馬体重は462kg。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るニッポンセーラを驚異的な末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月16日、中3週で迎えた2戦目は、2歳戦のアッパートライ（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったテクノマインドに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月13日、中3週で迎えた3戦目は、2歳戦のアッパートライ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシェナノブチに約10馬身の大差をつけて断然人気に応えた。

12月31日、中2週で迎えた4戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の園田ジュニアカップ（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のテクノマインドに1馬身半の差をつけて順当に勝利した。

3歳（2018年）

1月25日、中3週で迎えた5戦目は、3歳地方重賞のゴールドジュニア（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったノブイチに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月22日、中3週で迎えた6戦目は、3歳A B（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（4戦2勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスーパージェットに6馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

3月13日、中2週で迎えた7戦目は、3歳A B（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（5戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では弾けるように疾駆したが、勝ったツルノシンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4月12日、中3週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞の菊水賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（6戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月7日、中7週で迎えた9戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の兵庫ダービー（園田ダート1870m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のクリノヒビキに2馬身半の差をつけて5勝目を手に入れた。

8月16日、中9週で迎えた10戦目は、3歳戦の園田サマーチャレンジ（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るクリノヒビキを鮮やかな末脚で半馬身差し切って6勝目を掴み取った。

9月13日、中3週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の園田オータムトロフィー（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月23日、中5週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた12戦目は、3歳地方重賞の西日本ダービー（金沢ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウォーターループに約12馬身の大差をつけてファンの期待に応えた。

12月10日、中6週で迎えた13戦目は、3歳M1のダービーグランプリ（水沢ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4歳（2019年）

6月13日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた14戦目は、紫陽花特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

7月4日、中2週で迎えた15戦目は、西脇市日本のへそ特別（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

7月25日、中2週で迎えた16戦目は、丹波篠山デカンショ特別（園田ダート1870m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（4戦2勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

8月16日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ地方重賞の摂津盃（園田ダート1700m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で大山真吾騎手（5戦2勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

9月6日、中2週で迎えた18戦目は、地方重賞の園田チャレンジカップ（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で大山真吾騎手（6戦2勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。