スーパージェット（2015年生、母グリーンプラネット）

スーパージェット（2015年6月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のカネヒキリ（当時13歳）と交配したグリーンプラネットが21歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は隆栄牧場。2018年の高知優駿(地方重賞)に勝利した他、2018年のDS2018九州ダービー栄城賞(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松本隆宏厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2017年）

6月21日、デビュー戦は宮崎光行騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は494kg。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず3着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮崎光行騎手（3戦0勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のレインボーシャトルを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

8月16日、中1週で迎えた5戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

8月30日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

9月21日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた7戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のセレクトゴールド第1戦（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月12日、中2週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた8戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、2歳（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、ミネオラチャンにクビ差交わされて2着に甘んじた。

10月26日、中1週で迎えた9戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の兵庫若駒賞（園田ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

11月16日、中2週で迎えた10戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、2歳（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るメイクアラッシュを強烈な末脚でアタマ差だけ差し切って圧倒的人気に応えた。

11月29日、中1週で迎えた11戦目は、2歳戦のアッパートライ一組（園田ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた12戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアッパートライ一組（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、3着に入った。

12月21日、連闘で迎えた13戦目は、2歳（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鴨宮祥行騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のレコパンハロウィーを3/4馬身振り切って制した。

3歳（2018年）

1月19日、中3週で迎えた14戦目は、3歳A B（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は田中学騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るロンリーハンターを豪脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて4勝目を挙げた。

2月22日、中4週で迎えた15戦目は、3歳A B（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（3戦2勝）。5頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったコーナスフロリダに詰め切れず、6馬身差の2着に敗れた。

3月13日、中2週で迎えた16戦目は、3歳A B（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

4月8日、中3週で迎えた17戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、春陽特別（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に56kgの斤量を背負って出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったオイカケマショウに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

4月21日、中1週で迎えた18戦目は、スイートピー特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で田中純騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月27日、中4週で迎えた19戦目は、3歳地方重賞のDS2018九州ダービー栄城賞（佐賀ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中純騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のハーキマーダイヤを半馬身振り切って5勝目を獲得した。

6月17日、中2週で迎えた20戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の高知優駿（高知ダート1900m 晴/重）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線に入ると、前で粘るコスモバレットを自慢の末脚でクビ差だけ差し切って6勝目を手にした。

7月11日、中2週で迎えた21戦目は、3歳Jpn1のジャパンダートダービー（大井ダート2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい14着に終わった。

9月1日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた22戦目は、大淀川賞（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

10月1日、中3週で迎えた23戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のロータスクラウン賞（佐賀ダート2000m 晴/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のマイメンに2馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

10月21日、中2週で迎えた24戦目は、地方重賞の九州大賞典（佐賀ダート2500m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は山口勲騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、スーパーノヴァに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

11月14日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた25戦目は、3歳地方重賞の楠賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

12月23日、中5週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた26戦目は、地方重賞の中島記念（佐賀ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4歳（2019年）

1月6日、中1週で迎えた27戦目は、雷山賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（6戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったグレイトパールに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。

2月11日、中4週で迎えた28戦目は、Jpn3の佐賀記念（佐賀ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（7戦1勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた29戦目は、嘉瀬川賞（佐賀ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（8戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のスーパーノヴァを3/4馬身振り切って圧倒的支持に応えた。

5歳（2020年）

5月10日、約14か月半の休養明けで馬体重を前走から19kg減らして迎えた30戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、高千穂峰特別（佐賀ダート1750m 雨/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

6月7日、中3週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた31戦目は、錦江湾特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

7月5日、中3週で迎えた32戦目は、地方重賞の佐賀王冠賞（佐賀ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山下裕貴騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

8月22日、中6週で迎えた33戦目は、宮之浦岳特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は田中純騎手（3戦1勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。